桜の季節も終わり、新入生の皆さんも大学生活に少しずつ慣れてきたころでしょうか。
新入生の皆さんは、どのサークル・部活・学生団体に入るか決まりましたか?
今回は、4月12日、13日に行われた「新入生大勧誘会2025」当日の様子をご紹介!
各サークルや部活・団体の先輩たちが、工夫を凝らして自分たちの活動をアピールする様子を取材しました。
Part 1新入生大勧誘会とは!?
4月のキャンパスに吹く春風とともに、毎年恒例の「新入生大勧誘会(通称:大勧誘会)」がやってきます。
大勧誘会とは、新学期が始まってすぐに行われる、サークルや部活、学生団体の紹介イベントのこと。
弘前大学のサークル・部活が一同に集まり、先輩学生が自分たちのサークル・部活の魅力を新入生にアピールします。
当日のイベントは「ビラ配り」「ブース出展」「ステージ発表」。part1では、この3つにフォーカスしてご紹介します!
①ビラ配り=サークル・部活を知ってもらう!
大勧誘会の会場には、カラフルなビラ(チラシ)を手にした先輩たちの姿がずらり。
彼らは単に紙を配っているのではありません。そこには「仲間になろう!」「一緒に楽しもう!」という思いが込められています。元気な声で渡されるビラは、サークル・部活の雰囲気そのもの。新入生にとっては、数ある選択肢の中から自分に合った団体を見つける大きなヒントになります。
手に取ったその1枚が、大切な仲間や一生モノの経験へとつながることも。


②ブース出展=雰囲気や活気をダイレクトに体感してもらう!
普段は教室や部室などで活動しているサークルや部活が、この日はキャンパスの一角に集まり、新入生に向けて自分たちの活動をアピールします。それぞれのブースでは先輩たちが活動紹介を行い、新入生たちは興味のある団体に足を運び、活発な交流が行われていました。
チラシやSNSでは伝わりきらない、サークル・部活の雰囲気や活気をダイレクトに感じてもらえるのが、ブース出展の魅力。


③ステージ発表=限られた時間で魅力を伝える!
ステージ発表は、数分という限られた時間の中で各サークル・部活の魅力を全力で伝える場。
ダンスサークルによる迫力のパフォーマンスから、観客を笑顔にするお笑いサークル、会場の空気を一変させるバンド演奏まで、ジャンルは実にさまざま。さらには書道部のライブパフォーマンス、華やかな衣装とダイナミックな動きが魅力のよさこいチームまで、目が離せないステージが次々と繰り広げられます。


何気なく受け取った1枚のビラ、ふらりと立ち寄ったブース、偶然見たステージ。
そんな瞬間が、これからの大学生活を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
Part 2新歓本部実行委員長に聞く!大勧誘会の舞台裏
大勧誘会を主催しているのが、「新歓本部実行委員会(以下、実行委員会)」。
実行委員長を務める、農学生命科学部2年の三浦 孝介(みうら こうすけ)さんにお話を伺いました。

— 今回、大勧誘会を実施してみていかがでしたか。
三浦さん:今回の大勧誘会は私が委員長として、初の大舞台でした。
準備段階から本番まで全てが手探りな状態だったため、委員会のメンバーには負担をかけてしまうこともあり、委員長としての課題も多く感じたイベントとなりました。
しかしながら、大きなトラブルもなくイベントを終えられた点は成功だったと思います。
想定以上にパンフレットの減りが早く、当日に急遽増刷を行うほど新入生の来場が多かったことはとても嬉しかったです。さらに、私たちの委員会に興味を持って話しかけてくれた新入生も多く、これからの活動がますます楽しみになっています。
手探りではありましたが、メンバー全員が力を合わせてイベントを成功に導いたことは大きな自信にもつながりました。次は10月に控える総合文化祭。今度は学祭本部実行委員会として今回の経験を活かしながら、さらに楽しく、よりよいイベントを目指したいと思います。
— 大勧誘会の開催に向けて、準備から当日運営まではどのような流れで進められたのでしょうか?
三浦さん:昨年10月の総合文化祭終了後、11月上旬頃から大勧誘会の企画・立案を行いました。
12月上旬には当日の会場や日程を決め、1月23日に第1回説明会、28日にステージイベント参加団体への説明会を行いました。4月10日に第2回説明会を行い、4月12日・13日に大勧誘会本番を迎えました。


— 新入生へ一言お願いします!
三浦さん:今回の大勧誘会は楽しんでいただけたでしょうか?
このイベントを通して、入りたいサークルが決まったり、友達や先輩が増えたり、大学生活がもっと楽しみになったのであれば、これ以上ないほど嬉しいです。
私たち実行委員会は10月の総合文化祭も運営します。楽しみにしていてください!

Part 3新入生に聞く!大勧誘会、どうでした!?
実際に、大勧誘会に参加した新入生にもお話を伺いました。
「先輩方が楽しそうに活動している姿が印象的でした。」
「書道部のステージパフォーマンスが良かったので、入部を考えています。」
「SNSだけではわからなかったサークルの活動内容や雰囲気が知れてよかった。」
「大勧誘会に参加したことで、大学生活が楽しそうだな、という未来が見えた。」
「小さい頃からよさこいを見るのが好きで、今日はよさこいサークルのブースを訪ねました。先輩たちはとても優しく、安心して話を聞くことができました。このあと行われる体験会にも参加する予定です。」
といった声が聞かれました。
また、すでに入部するサークル・部活を決めた、という新入生も多くいらっしゃいました。


Part 4大勧誘会だけじゃない!?
新入生の最初の一歩を応援する「フレッシュフェスタ」
大勧誘会が開催された当日、大学会館では弘前大学生協主催の「フレッシュフェスタ」も同時に行われ、多くの新入生でにぎわいました。
会場内には、「教科書販売」や「自動車学校の相談ブース」のほか、先輩学生が大学生活に関する不安や悩みに応えてくれる「大学生活アドバイザー」や「なんでも相談室」が設置され、初めてのキャンパスライフを迎える新入生に寄り添う内容となっていました。
また、同じく大学会館内で実施された「大学生活スタートアップセミナー」では、先輩学生による講演やワークショップが行われ、新入生はこれからの大学生活をどのように過ごすか、そしてどんな目標を持つかを考える貴重な機会となりました。


~ふとしたきっかけから始まる、大学生活~

きっかけは、ふとした好奇心から生まれます。
勇気を出して一歩を踏み出せば、そこにはまだ見ぬ世界が待っているかも。
「ちょっと興味あるかも」
「未経験だけど挑戦してみようかな」
「高校までやっていた部活、大学でも続けよう」
そんな気持ちが、あなたの大学生活を動かす最初の一歩になるかもしれません。