学生たちの活躍をお伝えしている『ひろだいLIFE』。
今回はサークル・部活紹介第14弾!
弘前大学には100以上の部活・サークル・団体があり、それぞれ個性豊かな活動をしています。
今回紹介するのは「弘大ラジオサークル」です。
学生広報スタッフ「企画班」のメンバーで、地域共創科学研究科 修士1年の深田 歩(ふかだ あゆむ)さんが取材・記事執筆を担当。
ラジオ番組「土曜の夜は弘大ラジオ」の製作・放送を手掛ける、弘大ラジオサークルを取材しました!
強みは生放送!こだわり詰めた2時間届けます
弘大ラジオサークル

- 概要・活動内容
- 弘大ラジオサークル
2008年10月1日設立。
サークル員数18人(2025(令和7)年11月現在)。
ラジオ番組の製作・放送、学内外のイベントでの司会など - 活動頻度
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- 土曜の夜は弘大ラジオ:毎月第3土曜日19時~21時、弘前市のコミュニティFMアップルウェーブで生放送。第5土曜日がある月の「増刊号」や受験生・卒業生関連の特集などは、特別番組として改めて放送枠を設けている。
- 例会:毎週水曜日18:00~21:00、放送内容の企画・精査など。
- SNSなど

副代表 山中 美月さん(左)
(ともに人文社会科学部2年)
みんなに言いたい!ウチの自慢!
- 月1回の「土曜の夜は弘大ラジオ」は、なんと2時間の生放送!ほかの団体では類を見ない長さです。自分の話したいことを、公共の電波に乗せることができます。
- ラジオにしかない特徴は、「声だけで情報を伝える」こと。音声だけで楽しめる番組構成や、抑揚のつけ方、言葉遣いなどにこだわって放送しています。
- 人と話すのが好きなメンバーが多いです。話すのが得意ではない人も、活動を通して人前で話す力を身につけることができます!
― 「土曜の夜は弘大ラジオ」(以下、「弘大ラジオ」)は、どんな番組ですか?

弘大ラジオの構成

①オープニング
②ラジサプリ
コーナー担当者がおすすめしたいことを、リスナーやメインパーソナリティに向けて「サプリメントを処方する」という形で紹介。
③弘大スコープ
学内の団体や施設などを紹介するコーナー。2025年11月15日の放送ではHIROMAGAを紹介。
④僕ら謎解き隊!
メインパーソナリティ、担当者と一緒になって謎解きにチャレンジ。リスナーも一緒に考えることができます。
⑤トラベルプランナー
青森周辺地域を旅するロケ企画。限られた予算の中で魅力的なプランを考えます。
⑥弘大○○ランキング
毎回、様々なテーマで弘大生を大調査!「安眠グッズ」「身だしなみで気を遣っていること」「三日坊主になってしまったこと」など、大学生にとって身近なテーマについて放送前に事前アンケートを実施。放送では、回答結果をランキングにして紹介します。
⑦弘大生の主張
サークルメンバーが日頃思っていることを、熱く主張していくコーナー。担当者がメインパーソナリティと熱い論争を繰り広げます。「待ち合わせでの5分前行動は時間の無駄だ!」「定番の味を選ぶな!」「家のものをどんどん捨てよう!」など、主張は大小さまざま。
⑧エンディング
※各コーナーの間に、メンバーが選んだ曲が挟まります!
― かなりボリュームがありますね。制作はどのように進めていますか?
髙橋さん:1か月ごとのサイクルに沿って制作しています。放送3週間前にまずメインパーソナリティと各コーナーの担当者を決め、メインパーソナリティが決めたテーマに沿って担当者が内容と時間配分、メインパーソナリティとの 掛け合いなどを考え、資料を作ります。例会でこの内容を発表して意見を交換し、次週の例会までに改善して、そして本番の放送に臨むという形です。放送直後の例会で反省会を行って、それから次の放送に取りかかります。例会は毎週3時間とっているのですが、いつも終了間際まで議論しています。
― 話し合いで3時間もかかるんですね!
髙橋さん:入った時には「そんなにかかるの!?」と思っていたのですが、慣れると足りないくらいに感じます。各コーナーでそれぞれ担当者は割り振られますが、自分だけでは気づけなかったことを例会で指摘してもらっています。
毎週の例会で議論を重ね、企画を練り上げる
― 「弘大ラジオ」はメインパーソナリティと各企画担当者の自然な掛け合いが魅力的です。細かい台本などはあるのですか?

「足りないかも」「内容が多いんじゃないか」というのは、肌感覚。場数を踏むことでどんどんわかるようになってきました。

― 話し方で心がけている点はありますか?
山中さん:「その○○って~」「あれは△△だよね」といった、「こそあど言葉」を使わないことです。自分では分かっていても聞いている側には伝わらないので、色や形は明確に伝えるように心がけています。それから、声の高さにも気を付けています。声のトーンが一定にならないよう、盛り上がるところは意識して高くするというのを、先輩から教えられてきました。初めてメインパーソナリティを務めたとき、不安が声に出てトーンが一定になってしまったのですが、2度目となる2025年11月15日の放送では、楽しむことを意識してゆっくり笑顔で話すことができました。
髙橋さん:アドリブで話すことは、はじめは難しかったし、今でも完璧ではないと思います。反省会で言葉の使い方を振り返って、次の放送につなげるようにしています。
― これまでの活動で印象に残っていることを教えてください。
山中さん:サークルに入ってすぐの頃、「弘大○○ランキング」のコーナーを担当したときのことです。自分の好きなことを自由に話すつもりで「好きな歴史の人物ランキング」を提案したところ、先輩から「歴史好きが聞くならいいけど、それを(放送で)話して、リスナーに何を伝えたいの?」と指摘を受け、「中身もしっかり考えなければいけないのか」と気づきました。別の回で「ラジサプリ」を担当したときに歴史をテーマにした企画を一から練り直し、お城の見方の魅力について放送することができました。
髙橋さん:「弘大スコープ」の企画で、弘大カフェ*に行ったときのことです。実は当時、全くコーヒーが飲めなかったのですが、取材でいろいろ話を聞いてから久々に飲んでみよう!と思って飲んだら、「なんで今まで飲めなかったんだろう」と思うくらい美味しくて。サークルに入っていたからこそ行けた場所、できた経験だと思います。
*弘大カフェ 成田専蔵珈琲店:大正14年に旧制弘前高等学校外国人教師館として建てられた西洋風建築物で、平成28年6月より「弘大カフェ」としてオープン。コーヒーやアップルパイを提供している。

コーナー企画の取材のため、サークル員が自ら現地へ足を運ぶことも。
写真は「トラベルプランナー」の取材の様子。
― お二人はどんなきっかけがあってこのサークルに入ったのですか?
髙橋さん:大学入学が決まってから、入るサークルを探していて、ラジオサークルに出会いました。高校生のころからラジオを聴くのが好きで、いつも身近な存在だったので、自分でできるのが面白そうだと感じて入りました。話すのが好きだったので、いろいろな人と話してみたいという思いもありました。
山中さん:私は青森市の出身なのですが、中学生のころからRABラジオ(青森放送による、青森を対象地域としたラジオ)のヘビーリスナーで、朝から晩まで聴いていたので、私もラジオに関わりたいと考え、このサークルに入りました。RABラジオには地元青森の番組とそれ以外の番組との両方があり、青森の番組になると聞こえてくる言葉が津軽弁のイントネーションに変わるんです。私はそれを聴いてとても安心したので、自分も(津軽弁で話す)声を武器にして、安心感を届けられるといいなと思っています。
― お二人とも入学前からラジオのヘビーリスナーだったそうですが、お二人が思う、ラジオにしかない魅力はありますか?
髙橋さん:一人一人のリスナーに言葉を届けることができることです。ほかのメディア、例えば映画だったら一つのスクリーンをいろんな人が共有して見ているけれど、ラジオはイヤホンをつないでいたり部屋で聞いたり一人で聞く。ラジオというツールならではの強みだと思います。
山中さん:私が一人のリスナーとして思っていたのは、「いつでもどんな時でも聴ける安心感」です。地元の人や自分たちのような大学生などの声が、チャンネルを合わせたらいつでも聞こえる。声だけだからこその安心感がラジオにはあると思います。
― 今後の目標を教えてください。
髙橋さん:もっと多くのリスナーに放送を聴いてもらうことです。InstagramやXで放送前の告知をしたり、自分たちの運営するブログで内容を紹介するほか、自分のしゃべりたいことを聴いてもらえる機会を増やすために、番組やコーナーの構成をブラッシュアップさせたいです。
山中さん:まずはとにかく楽しんで話すことです。自分が嫌だと思ってしまうと声にも出るし、自分が楽しまないと、聴いている側にも楽しいと感じてもらえないと思っています。

髙橋さん、山中さんから高校生のみなさんへメッセージ
髙橋さん:目の前のことに全力で取り組んで、その中にある楽しさと向き合ってほしいです。
山中さん:自分の本当に好きなことを見つけて追求するのが大切だと思います。大学に入るために「勉強しなければいけない」という思いにかられると思いますが、息抜きになる好きなものが見つかるといいですね。
メンバーのこだわりが詰まった「弘大ラジオ」。
インターネットで全国どこからでも聴くことができます。土曜の夜のお供にいかがでしょうか?



