学生たちの活躍をお伝えしている『ひろだいLIFE』。
今回はサークル・部活紹介第17弾!
弘前大学には100以上の部活・サークル・団体があり、それぞれ個性豊かな活動をしています。

今回紹介するのは「児童文化研究部KIDS’」です。
地域の子どもたちの笑顔を生み出すKIDS’の活動について、学生広報スタッフ「企画班」の有井羽奈さん(医学部心理支援科学科2年)と能登谷ほのかさん(人文社会科学部4年)が取材を担当。有井さんは記事執筆も担当しました。

子どもたちや仲間と一緒に「楽しい」を作る
児童文化研究部KIDS’

児童文化研究部KIDS’
概要・活動内容
児童文化研究部KIDS’
1956年設立。
部員数57名(2026(令和8)年4月現在)。
児童館訪問、工作やゲーム、人形劇の公演、読み聞かせ、地域イベントへの参加など。

活動頻度
週2回(月に1、2回外部での活動があります。)
SNS

岡本さん
代表の岡本 鈴さん(理工学部3年)

みんなに言いたい!ウチの自慢!

サークルの活動内容だけを見ると、「教育学部をはじめ文系の学部の人が多そうだな」と思う方が多いかもしれませんが、実は理工学部や医学部の学生もたくさん在籍していて、幅広い人と交流することができます!

― 児童文化研究部KIDS’に入ったきっかけについて教えてください。

岡本さん
岡本さん

小学生の弟がいて、KIDS’に入る前から弟や小学生の子どもたちとよく一緒に遊んでいました。楽しい思い出が多かったので、もっとたくさんの子どもたちや仲間たちと一緒に活動したいという想いに繋がり、KIDS’の活動に魅力を感じて入部しました。

― どのような活動をされているか教えてください。

平日は火曜日と金曜日の週2回学内で活動し、週末の活動に向けた準備を行っています。週末は基本的に月に1回、2時間ほど児童館を訪問しています。また2か月に1回程度、図書館に行って読み聞かせもしています。

夏休み直前になると1年生は人形劇の練習を中心に活動していきます。この人形劇がKIDS’の活動の中で一番大きな行事です。台本、人形、小道具など1年生同士で協力して一から人形劇を作り上げて夏休み明けに人形劇を発表します。特に2025年は人形劇の活動がすごく多くて、弘前市内の児童館を3つ回り、3週連続で公演する月もありました。他にも学校の親子レク、秋祭り、町内会のバス遠足、スキー教室、七夕、クリスマス会、eスポーツ大会のお手伝いなどもしています。

人形劇の様子
レクリエーションの様子

活動では人形劇(左)やレクリエーション(右)を行っている

 

― 人形劇は具体的にどのようなことをされるのでしょうか?

KIDS’では代々1年生が人形劇を行っており、入部してすぐの6月頃から脚本を作り始め、夏休み中にたくさん練習して秋に披露します。どんな人形や小道具、大道具を使うかなどはその年の1年生が一から全て決めていきます。人形劇があるからこそ、1年生同士も、1年生と先輩同士もすごく仲良くなれるので、大変ですがみんな楽しんでやっています。

― 岡本さんが1年生の時はどういった劇をされたのですか

私の時は「3匹の子豚」のオマージュのような劇をやりました。「みんなで協力し合って楽しく生活できるのが1番いいよね」というメッセージを伝えたくて作りました。私は役者として、末っ子のレンガで家を作る子(クマ)を演じました。

― 準備はどのように進められたんですか?

音響から人形作り、小道具作りも全て1年生が担当しました。背景画など大道具の一部は、歴代の先輩方が作ったものを活用していますが、ほとんど自分たちで一から制作しています。(自分が演じた)クマの人形は1ヶ月くらいかけて作ったので、特に思い入れがあります。手が長く関節もあって、首までしっかり支柱が入っているので、走らせる動きなどの細かい表現もできますし、荒っぽい動きをさせても全然ブレないんです。また、声出しの練習では、最初はどのくらいの声量が正解か分からなかったのですが、先輩に「部屋を揺らすくらい声出さなきゃダメだ」と言われて、図書館の裏の誰もいないところでみんなで叫ぶように発声練習をしました。

岡本さんとクマの人形
岡本さんとクマの人形

― 人形劇を行った際の思い出深いエピソードなどはありますか?

1年生は19~20人くらいいましたが、本番当日にアルバイトや帰省などの事情が重なり、役者が出られなくなったことがありました。役者は広いホールでマイクなしでセリフを話す必要がありますが、急遽「誰が代役をやるか」決めないといけない状況になりました。ですが、これまでみんな練習に参加して台本は覚えていたので、「やるしかない」と声出しが苦手な人も声を張って代役を務め、みんなで協力して乗り越えたことが思い出に残っています。

― 人形劇の披露はどこでされているのですか?

2025年はヒロロの4階にある市民文化交流館ホールでやりました。地域の子どもたちから、おじいちゃんおばあちゃんまで幅広い年代の方が来てくださっています。夏休み明けの秋頃から始まり、12月まで複数回公演します。公演後にはKIDS’のInstagramやXで報告しています。ヒロロでやる時はKIDS’だけでなく、「青人協(青森県人形劇連絡協議会)」*の4団体による1つの企画として枠をいただき参加しています。

*青人協(青森県人形劇連絡協議会):青森県内の人形劇団が連携して組織する団体。

― 人形劇は1年生を中心に披露されるとのことですが、2年生以降はどういった活動をされているのですか?

人形劇をやるのは1年生、その他のレクリエーションなどは2年生、3年生が担当しています。児童館に行ってみないと、その日いる子どもたちの年齢層や体格差が分からず、実際に行ってから子どもたちに合わせた遊びを考える時もあります。そういう時に臨機応変に動くのが2年生や3年生の役目です。その時参加しているメンバーで「次のゲームからこうしよう」と話し合って全体に周知し、みんなに楽しんでもらえるように進めています。

― 活動していて感じたことについて教えてください。

私たちが考えて準備した遊びや工作で、喜んだり楽しんだりしている子どもたちを見た時はうれしいです。「もっと皆が楽しめるようにしたい」と皆で楽しく話し合っています。また、活動を通じて、子どもたちだけでなく町内会の方や児童館の先生方と関わる機会が増えました。初めて会う幅広い年代の方々とのコミュニケーションを通じて、自分たちの意見を伝えたり、信頼関係を作ったりする力も身に付いてきたと感じています。

代表になってからは、業務的なことも多いと知りました。今までは活動に参加して遊ぶだけでしたが、活動場所を確保するために「何時から何時まで、何人でこういう活動をします」という書類を毎回提出するなど、きちんと手続きしないといけないことがたくさんあるので、「頑張らなきゃな」と思っています。

インタビューに答える岡本さん

― サークル活動を通して得たものはありますか?

1人でできないことが多いと痛感しました。そのおかげで、素直に自分ができないところは頼れるようになりましたし、逆に不安そうにしているメンバーには「もし無理だったらすぐ言ってね」と自分から声をかけられるようになりました。

― サークルの「推しポイント」を教えてください。

KIDS’に所属している大学生は本当に仲が良く、場を盛り上げるためのチームワークはピカイチだと思っています。地域の子どもたちと遊ぶ時も、子どもたちのお母さんお父さん世代、おじいちゃんおばあちゃん世代ともお話しする機会があるので、老若男女の幅広い方々と一緒に楽しく活動できるところが推しポイントです。

― 今後、どのように活動をしていきたいですか?

KIDS’は歴史が長く、今までずっとボランティアを依頼してくださっている児童館や町内会の方がいらっしゃいます。先輩たちのこれまでの取り組みがあったからこそ、今の私たちにも依頼をしていただけていると思うので、その方々との信頼関係を強く保ち、次の世代へ繋げていきたいと思っています。「KIDS’にお願いしてよかったね、次も頼みたいね」と思ってもらえるようにしたいです。

岡本さんから高校生のみなさんへメッセージ

岡本さん

ボランティアだからこそ先輩・後輩関係なく、メンバー同士の繋がりが強いと感じています。そして「みんなで作り上げる」経験ができるのがKIDS’の活動の魅力です。「この先輩が面白くて喋りやすかった」といった理由でも嬉しいので、少しでも興味があれば、ぜひ1回活動を見に来てほしいです。

4月中旬の大勧誘会から5月末くらいまでは体験期間にしています。体験期間中も児童館へ行ったり、子どもたちと工作をする機会があるので、その準備を一緒に体験いただくこともできます。KIDS’の活動のほとんどを体験してもらえると思います。一度KIDS’の活動を見て、参加してもらえればKIDS’の良さ、楽しさを実感できると思います。皆さんのことをお待ちしています。

自分たちならではの人形劇やレクリエーションを通じて、地域の子どもたちと一緒に楽しんでみませんか?

記念撮影
学生広報スタッフ有井さん(左)、岡本さん(中央)、学生広報スタッフ能登谷さん(右)で記念撮影!

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