今回は弘前大学のオープンキャンパスを支えている学生たちにインタビュー。
オープンキャンパスは8月8日の1日のみ開催されますが、受験生の皆さんをお迎えする準備はずっと前から始まっています!弘前大学オープンキャンパス2024の舞台裏をご紹介します。

これを読んでオープンキャンパスに参加すれば、よりいっそう入学後の自分を想像できるかも!?

オープンキャンパスの“シンボル”

ポスターデザイン

大学ホームページやオープンキャンパス当日配布されるプログラムの表紙などで目を引くのがこちら。
今回のオープンキャンパスを象徴するデザインです!

この素敵なポスターをデザインしたのは人文社会科学部社会経営課程3年の佐藤 礼さん。お話を伺ってみました。

― ポスター制作のきっかけは何ですか?

佐藤さん:教養教育科目「芸術-デザイン入門-」の指導教員だった教育学部の佐藤光輝先生から、今年4月頃にデザイン募集の呼びかけがあったので応募しました。1週間で複数のデザイン案を提出するという難しいものでしたが、もともとパッケージデザインとか広告等のグラフィックデザインを見るのが好きで、楽しくチャレンジできました。

― 自分の専門分野以外のことにも積極的にチャレンジされてるんですね!

佐藤さん:私は企業戦略コースに所属していて、経営学を専攻しながら博物館学を学んだり、教育学部でデザイン系のソフトの使い方を練習したりしています。弘前大学は総合大学なので、専門分野を越えた新しい発見ができています。

デザインについて楽しそうに語ってくれた佐藤さん。
デザインすることが本当に好きなんですね!

過去に挑戦したグミのパッケージデザイン。
採用はされなかったものの学んだことは多かったそう

― 制作過程で苦労したことはありましたか?

佐藤さん:色の調整やテキストのエフェクト・配置など、試行錯誤を繰り返しました。特に、画面上の色と紙媒体での色の違いに苦労しましたね。地面や空のグラデーションにこだわったので、ぜひ注目して欲しいです!

― 苦労しただけに、出来上がったポスターを見たときは喜びもひとしおだったのでは?

佐藤さん:はい、感動しました!自分の作品がこうして世に出るのは初めてで…我が子のように可愛く感じちゃって(笑)

― 今回の経験を通じて、学んだことや感じたことは?

佐藤さん:世の中にあるデザインの背景には、たくさんの試行錯誤があることを実感しました。デザインの奥深さに触れ、日々の創意工夫や細部へのこだわりが最終的に出来上がるものに大きな影響を与えることを学びました。今回の挑戦を通じて、デザインの世界の魅力と可能性を再認識することができました。これからも様々なことに挑戦できたらと思います!

過去のポスターデザインの分析から取り組んだそう

いくつものデザイン案を経て今の形に

― これから弘前大学を受験する皆さんに先輩からひと言お願いします!

ホームページやパンフレットを見てるだけじゃわからないことってあると思うので、興味ある人もそうでない人も気軽に来てみて、オープンキャンパスで弘前大学を体験してみてほしいなって思います!

佐藤さんのデザイン制作の話を伺い、努力と情熱が伝わりました!
取材にご協力いただき、ありがとうございました!

オープンキャンパスを“盛り上げる”

ノベルティ

オープンキャンパスに来場すると総合受付でプログラムとともにプレゼントされるもの、それがこちらのトートバッグです!

ねぷたの絵柄やリンゴなど、青森らしさが感じられるデザイン

このトートバッグの絵柄をデザインしたのは弘大Hub’s(ハブズ)のみなさん。
入試課と一緒に弘前大学の広報活動をしているサークルで、オープンキャンパスや総合文化祭の撮影補助や、大学案内作成のための取材やデザイン考案、進路に関する広報のお手伝いをしています。

取材に応じてくれた弘大Hub’s(ハブズ)のみなさん。
左から清水遥仁さん(1年)、新岡佑夏さん(1年)、澤野玖愛さん(3年、サークル代表)で、3人とも人文社会科学部所属

― どうして弘大Hub’sに入ろうと思ったんですか?

澤野さん:広告系の会社へ就職することを考えていて、大学の広報活動に興味がありました。なかなか大学生活で経験できないことだと思うので、とてもやりがいを感じています!

新岡さん:昔から絵を描いたりポスターを作ったりするのが好きで、入学時に弘大Hub’sのSNSを見て、デザインを通じて弘大の魅力を発信している活動に興味を持ち、入ることを決めました。トートバッグの絵柄は私が担当しました。

清水さん:高校で動画を作る企画に取り組んでいて、弘大Hub’sが作っている動画を見たときに「自分ならもっと魅力を発信できる動画を作れる!」と思って入ってみようと思いました。今回弘大Hub’sではオープンキャンパスのために学生目線の動画を制作したのですが、その中心的な役割を果たしました。

― なるほど、それぞれの強みを活かせるサークルなんですね。代表の澤野さんにお聞きしますが、オープンキャンパスに向けてサークルをまとめる難しさはありましたか?

澤野さん:サークル内の担当割り振りや動画制作など企画について話し合うのですが、ゴールに向かってまとめるのは難しいところがあったかなと感じます。また、取材や撮影を行う際に各方面への許可取りなど目には見えないところでの苦労は多かったですが、その分達成感はありました。

― デザインを担当した新岡さん、こだわったポイントなどを教えてください!

新岡さん:夏の季節感と弘前らしさを出したくて「ねぷた絵」をモチーフにしましたが、絵師でもない自分が描くにはかなり苦労しました。ネットでたくさんねぷた絵を調べて。ねぷたに登場する武士は男性が多いと思いますが、性別にとらわれることなく、「やりたいことがあれば努力すればできる」という想いを込めて女性をメインに描きました。あと細かいところで、「A」の文字は岩木山をイメージしてます。

清水さん:この文字は書道部でもある自分が書きました!

― 先ほどお話がありましたが、今回はノベルティだけではなく、学生目線の動画制作にもチャレンジしたんですね

清水さん:内容は①現役弘大生と岡﨑理事(教育担当)にインタビュー、②弘前大学の授業、③食堂や生協の店舗、④余暇の過ごし方やサークル活動について紹介するものとなっています。10分くらいの長めの動画を作るのは初めてのことで編集作業は大変でしたが、堅くなく高校生に寄り添った動画になったと思います。

― 動画の見どころは?

清水さん:現役学生のインタビューと授業紹介ですね。高校生の頃、大学を選ぶにあたって、私たち自身もわかりにくいことや不安に感じそうなことを取り上げているので参考になるかなと思います。

澤野さん:「こういうことを聞いたら高校生に役立つんじゃないかな?」というように、サークル内でインタビューの質問内容を議論しながら真剣に考えました。

動画のシナリオを見せてくれました。綿密な準備が大事なんです

岡﨑理事との記念撮影。動画で何を語るんでしょうか

― それでは最後に高校生にひと言お願いします!

澤野さん:オープンキャンパスで知ることができる情報はたくさんあると思うんですけど、実際に大学に来てみてわかる雰囲気、弘大生の先輩と話してわかることもたくさんあると思うので、貴重な機会になると思います。ぜひ楽しんでください!

清水さん:当日は自分の立てたスケジュールで楽しんでほしいです。模擬講義とかもあると思うので、そういったところを回ると「ここでいいんだ」という確信や、新しい視点が得られると思います。それだけでもオープンキャンパスに来る意味があると思うので、見るだけではなく、学びにつなげることを意識して参加していただけたらと思います。

新岡さん:オープンキャンパスの一番の醍醐味はやっぱり大学の雰囲気を感じたり、先輩から話を聞けたりすることだと思います。ぜひいろんなところを見て回ってほしいです。当日私たちは正門付近の総合受付で待ってます!

トートバッグは2種類。どちらをもらえるかはお楽しみ!

弘大Hub’sなどのスタッフは同じ絵柄のTシャツを着用。
見つけたら声をかけちゃおう!

動画はこちら。
清水さんたちの力作、ぜひご覧ください!

オープンキャンパスで弘前大学を“伝える”

学長メッセージ動画

最後に紹介するのは「弘前大学生協学生委員会」の皆さんが制作した「学長メッセージ動画」です!
こちらの動画も公開はオープンキャンパス当日になります。

動画制作の中心的役割を担った理工学部電子情報工学科2年の丸尾京平さんにインタビューしました。

真剣な表情でカメラを覗く丸尾さん。撮影は学生委員会の皆さんで臨みました

― 動画を撮影することになったきっかけは?

丸尾さん:毎年入試課から依頼を受けて動画を制作しています。今年も依頼があったため取り組みました。

― 撮影で意識したことはありますか

丸尾さん:会話部分ではカメラ目線を避け、視聴者に伝える部分ではカメラ目線にするように工夫しました。台本を覚えるのが難しいため、カンペの位置を工夫し、学長にはテレプロンプターを使用してカメラ目線を意識しました。音声周りではマイクの限りがある中で、効果的なマイキングを考えました。音声収録でのミスを編集で補い、使える音声に仕上げました。

― 撮影現場にお邪魔しましたが、本格的な機材が揃っていてびっくりしました。その他にはありますか?

丸尾さん:昨年はかっちりしすぎた面があったためテレビっぽい言い回しを目指し、フランクな感じで撮影しました。今年はカウントダウンをせず、自由なタイミングで話す形式を取り入れました。また情報バラエティ風にすることで、学長の自然な笑顔を引き出すことを意識しました。

撮影時の福田学長。これ以上ない笑顔を引き出せています!

― それでは最後に高校生に向けてひと言お願いします!

丸尾さん:弘前大学は学生が学ぶ場としてとても良い環境が揃っていると思います。動画にもあるように、研究、施設、部活・サークルなど、弘前大学には魅力がたくさんあります!あなたの4年間を弘大での有意義な学生生活にしませんか?
そして、当日は学生委員会でも皆さんの不安にお答えするなんでも相談や、アイスがもらえるスタンプラリーを行っています!
ぜひご参加ください!

動画は入試課特設サイトで公開中。
オフショット動画はこちら!

皆様のお越しをお待ちしております!

オープンキャンパスは、大学の雰囲気を感じ、学生や教職員と直接交流できる貴重な機会です。
ぜひこの機会を逃さず、弘前大学の魅力を体験してみてください!皆さんのご来場を心よりお待ちしています!