学生たちの活躍をお伝えしている『ひろだいLIFE』。
今回はサークル・部活紹介第11弾!
弘前大学には100以上の部活・サークル・団体があり、それぞれ個性豊かな活動をしています。

今回紹介するのは「クイズ研究会」です。
学生広報スタッフ「企画班」のメンバーで、人文社会科学部文化創生課程4年の高野 志道(たかの しどう)さんが取材・記事執筆を担当。クイズを通じて「知ること」を楽しむクイズ研究会を取材しました!

楽しさから広がる知識の世界
クイズ研究会

概要・活動内容
クイズ研究会
2014年設立。
部員18名(2025(令和7)年3月現在)。
クイズ研究会では、早押しクイズやイントロクイズ、クイズ作成などの活動を行っています。
活動頻度
毎週水曜日と金曜日 18:00〜22:00 対面
毎週土曜日 19:00〜21:00 オンライン
SNS
神さんと田村さん
田村 優仁さん(右:教育学部4年)と
神 昊さん(左:教育学部2年)

みんなに言いたい!ウチの自慢!

田村さん:普通のクイズ以外にも自分の好きなことに関する問題を作って広めるなど幅広い楽しみ方ができます!

神さん:ウチの自慢は「緩さ」と「活動力」です!
来る者拒まず去るもの追わず。全くの初心者はもちろん、OBの方や、中学生、高校生でもクイズを楽しむ心さえあれば快く受け入れて参加していただいてます。
対面週2回・オンライン週1回の計週3回の活動日に、ほぼ全ての回で誰かが何かしらの企画や自作問題を持ってきます。また、大会を企画しての長時間クイズ、更にはQuizKnockさんの12時間クイズもやったりするなど、多種多様な活動を行っています。この「活動力」は私が自信を持って紹介したいウチの自慢です!

― クイズ研究会に入ったきっかけについて教えてください。

田村さん
田村さん

クイズ番組などでクイズに興味があり 、早押しを体験してみたいと思ったからです。

神さん
神さん

QuizKnockさんの動画を視聴して、中学生時代にクイズにハマったことがきっかけです。高校ではクイズ研究会を設立しました。

― 普段の活動ではどんなことをしていますか?

神さん:早押しクイズが基本です。他にも、自作クイズや、クイズ系YouTuberさん達やテレビ番組の企画をパロディしたものを作って持ち寄ったりしています。また、オンライン活動ではOBの皆さんが参加することもあります。

― どのような企画をやりますか?

田村さん:よくやるのは替え歌クイズです。曲名をクイズのものにして、よく出る用語にしてそれに合った歌詞にして歌います。例で言うと、「ミックスナッツ」などの歌詞を、「シックスパック」についての歌詞に変えて歌うことで、それを「シックスパック」について歌っているとあててもらうんです。


普段の活動の様子。クイズを持ち寄って早押しクイズをしている

 

― 大学のクイズ界にはどんなコミュニティがありますか?

田村さん:OBさんがつないでくださったり、大会で知り合ったりします。また、社会人の団体が主催する大会への参加や、岩手大学などの他大学と交流することもあります。

― 全国大会はあるのでしょうか?

神さん:全国区の団体が主催する大会は一つあります。参加資格は無く、学生であれば誰でも出られます。

学生向けクイズ大会に参加したときの記念の一枚

― 文化祭の活動では早押しクイズ大会と問題集の販売を行っていましたね。早押しクイズ大会は多くの学生が参加し、大人気で実は私(高野)もお邪魔していました。文化祭での反響はどうでしたか?

田村さん:反響はめちゃめちゃ良くて、前回来てくれた人が今回も来てくれるみたいなことが多かったです。大人の方で「1年間楽しみにしていた」と言ってくださる方もいました。一番の反響は中学生の人たちが来るようになったことです。すごくハマっていました。

― 問題集の作成期間はどれくらいかかりましたか?

神さん:普段の活動から引っ張ってきたものが多いので、問題を溜めている人はそこまで時間はかかりませんでした。ただ、添削には時間がかかりましたね。

    

第23回総合文化祭で来場者を賑わせた早押しクイズ大会

― クイズを自作しているとのことでしたが、どうやって作りましたか?

神さん:自分が好きなアイドルとかアニメから作って、知らない人たちに広める手段の一つとして使います。また、大学の授業で知ったことを使ったりして、テスト勉強と問題作成をすることでテスト対策にもします。予想問題は割と当たったりします(笑)。
基本的に好きなものをテーマに作りますが、答えは一般的なものにするという工夫もしています。

田村さん:自分の趣味や好きな事をクイズにすることもあります。解答を当ててくれたらそれだけでうれしいです。

神さん:私は塾でアルバイトをしているのですが、生徒との交流で知ったことをメモしてクイズに活かすこともあります。

― クイズに早く答えるための極意はありますか?

神さん:読点とか、助詞、キーワードになる単語と、それに続く助詞というものを一個ずつ見ていきます。例えば、「1901年、」で読点がつくと出来事に関することが続くのがわかって、「1901年に、」となると人物の内容にフォーカスされるといった感じです。あとは瞬発力です。

田村さん:問題を作っているとこういう出し方をしたいんだなとわかってきますね。

― クイズの魅力とは?

神さん:クイズって日常にめっちゃあって、クイズで覚えたことに日常で出会うと自然と興味がわいてきて、いろいろなものに関心をもちながら日々を過ごせるようになります。クイズを始めてからの方が、日常が充実するようになりました。
例えば高校時代に化学の授業で先生に「クイズで覚えましょう」と言われたことがあって、勉強に対するハードルが下がりました。物によっていくらでも変化できるというところが魅力です。

田村さん:アイドルにしても、クイズが好きだったらもう掛け算できます。クイズって響きはいいから・・・

神さん:「勉強」って言われるより「クイズ」って言われたほうが敷居は低くなるし楽しそうだし響きが良いですよね。

田村さん:勉強を勉強と思わずに取り組めますよね。

― 今後、どんなサークルにしていきたいですか?

神さん:(サークルの雰囲気は)個人的には今のままが理想ではあるので、しいて言うならもうちょっと大会で強くなっていきたいです。

田村さんから高校生のみなさんへメッセージ

クイズ研究会は、クイズ番組のような早押しクイズを実際に体験したり、興味があることをクイズを通して広めたりできる数少ない場所です。大学からクイズを始めた人がほとんどなので気軽に体験や見学に来てください!

神さんから高校生のみなさんへメッセージ

高校生の皆さんへ、私から皆さんに言いたいことは「頑張りすぎないように!」ということです。私はクイズを「頑張って」やってる訳ではありません。さらに勉強も「頑張って」やってきたつもりもあまりありません。
何事も頑張ってやっていた時期は結果が必ずと言っていいほど付いてきませんでした。頑張った勉強のし過ぎで体調を崩したこともありました。小、中学生時代の習い事は頑張って毎日行っていましたが、大会などでの結果は全く付いてきませんでした。
ですが、「頑張る」のではなく「楽しむ」事を心がけるようにしてからは勉強も伸び始め、習い事の大会では優勝出来るほどの実力もつけられました。楽しんでいる時というのは自分で思っている以上に真剣に取り組めているものです。
皆さんも「頑張りすぎない!楽しんで活動する!」を心がけてください!
ついでにクイズを皆さんもやってみてくれたら嬉しいです。

知識と楽しさが融合したサークル「クイズ研究会」。是非、一度体験してみてはいかがでしょうか?
最後に田村さんと神さん、今回担当した広報スタッフで記念撮影!

記念撮影!(左から 神さん、田村さん、取材を担当した広報スタッフ高野さん)