新たな環境や出会いに胸を躍らせながら、大学生活をスタートさせた新入生たち。
高校とは違う環境の中で、どんな変化や成長を感じているのでしょうか?
そんな新入生の皆さんに、弘前大学に入学して感じたことやこれからの目標について話を聞きました。
人文社会科学部
弘前大学の新たな一員となって

弘前大学に入学して早くも一ヶ月経ちましたが、不安でいっぱいだった学生生活から充実した学生生活に変化していると日々感じています。
大学の講義が始まる前は、講義内容に自分がついていけるのか、90分も集中していられるのか不安でした。しかし、高校とは違い、自分で履修登録をし、自分が興味のある講義を受けられるため毎日講義を受けられることが楽しいと思うようになりました。勉強が苦手だった自分にとって楽しいという感情を抱けることが大学生になって初めてのうれしい出来事となりました。
正直、私は将来自分が何をしたいか、何になりたいかということについて明確な答えを出せずにいました。ですが、大学生活を送っていると少しずつ自分のやりたいことを見つけていっている気がします。一度しかない人生なので、挑戦を恐れず、様々な活動に積極的に参加し、自分自身の可能性を広げていきたいと思っています。
弘前大学での新たな生活を通じて、多くの経験と学びを重ねるごとに充実した学生生活を送ることができています。この新しい旅立ちが、私にとって素晴らしい未来への第一歩となるような大学生活を送っていきたいです。
弘前にて

高校生だった頃の勉強三昧の忙しさから一変、新たな忙しさがまた降りかかっています。実家を離れて1人暮らしを始めた私は、毎日の家事から各種手続きまで今までは両親に頼り切っていたことを自分でやらなければならず、いかに両親の手助けが大きなものだったかを思い知りました。
講義はより専門的なものも増え、学ぶ楽しみも感じています。人文社会科学部社会経営課程では、前期の成績がコース選択に影響することもあり、特に意欲を持って大学に通うことができています。
大学では簿記、TOEIC、そして在学中に叶うかは分かりませんが公認会計士の資格を取得するために勉強していますが、資格の受験の申し込みのサポートも手厚く、素晴らしい環境に感謝しています。
これからどんな大学生活が待っているのか楽しみでなりません。
教育学部
弘前大学に入学して

弘前大学に入学してから、早くも一か月が経ちました。入学した当初はとても慌ただしく、初めてのことに戸惑うこともありましたが、授業やサークルを通して知り合った仲間たちとともに楽しい日々を送っています。
大学の講義は1コマ90分と高校の授業より長く、初めの頃は最後までついていけるか不安もありました。しかし、講義では高度な内容やユニークな分野を学ぶことができ、とても楽しく受けられています。高校で学んだ学問について理解を深めるのはもちろん、初めて知る学問でも自由に選べるのが大学で学ぶことの良さだと思います。
また私が大学生になって思ったことは、大学は自由な場所であるということです。しかし、自由であることには、当然責任も伴ってきます。大学での4年間を充実したものにするか、漠然と過ごしていくかは自分次第だということでもあると感じました。
充実した4年間を過ごすために、授業、サークルや部活動に一生懸命取り組むのはもちろん、ボランティア等の課外活動にも積極的に取り組み、たくさんの学びを得られるように行動していきたいです。弘前大学で過ごす毎日を大切にし、かけがえのない4年間を作り上げたいと思います。
目標に向かって

桜が咲く前に入学式を終え、早くも1か月が過ぎました。私たちにまず訪れた試練は履修登録でした。先輩方に助けてもらって履修登録を終えた後も、ガイダンスや広い校舎、慣れない一人暮らしに追われているうちに、桜は満開を迎え、その美しさに魅了された日々を思い出します。
弘前大学を調べ、知っていく中で、「ここでなら自分の理想の養護教諭を目指せる。ここに入学したい。」と心に決めました。そんな憧れがあった弘前大学の一員になれた今、講義時間は長く、専門的で難しい内容も多く、大変なことは少なくありませんが、自分の学びたい事を中心に学べる楽しさや、目標に向かって進んでいると実感できる嬉しさがあります。
しかし、弘前大学への入学はあくまで通過点であり、ゴールではありません。私は養護教諭になるという目標をもってここに来ましたが、まだ自分が養護教諭として働いている姿が想像できず不安がいっぱいです。だからこそ、講義や実習をただこなすのでなく、学習内容を深めたり、自分から新しい事に挑戦したりしたいです。沢山の人と関わりながら弘前大学でできる最大限の学びと経験を積み重ねたいと思います。
医学部
将来の自分

弘前大学に入学して早くも1ヶ月が経ち、高校生の時とは大きく変わった生活にもようやく慣れてきたように思います。弘前で生まれ育った私にとって市外から来た友人の青森や弘前に対する反応は大変興味深く刺激的な毎日を過ごしています。大学生になってから自由に使える時間が増えたので部活やサークル、アルバイト、資格の勉強などいろいろなことに挑戦し、自由の中でも言動に責任を持って弘前大学での6年間を有意義に過ごしたいと思います。
医師になるためにようやくスタートラインに立てたという喜びを感じながら、友人と医学の基礎を学び自然と将来の自分について考える時間が多くなりました。特に臨床医学入門の講義で行われた自己紹介と理想の医師像の発表では仲間の熱い思いを知りました。これから6年間、まず自分はどんな人なのか性格や傾向を把握し医師とは何か、自分が目指すべきものは何かを探すために、講義や実習では医学に関する知識や技術を身につけて、部活やサークル、アルバイトなどでは人との繋がりを大切にしてコミュニケーション能力をあげたり礼儀やマナーを学んだりしたいと思っています。弘前大学を卒業するときに人として成長したと胸を張って言えるような大学生生活にします。
新たな1歩を踏み出して

私は岩手県の福岡高校から来ましたが、医学部に先輩や同級生はおらず、新しい環境に馴染めるか心配でした。しかし、周りの環境に恵まれ、友達や先輩と花見や食事をしたり、ゴルフをしたりと毎日が刺激的でとても楽しく生活できています。私の周りには、関西から来た人や浪人して入った人、別の大学で仮面浪人して入った人など本当に様々な人がいます。出身も経歴も多種多様な人達と一緒にこれから6年間学んでいくことが楽しみです。
長い間、青森県には平均寿命が短いという課題があります。そうした背景には食習慣や運動習慣など様々ありますが、私が医師として病気の予防の大切さを伝え、習慣を改めてもらうことで今よりも皆が健康で明るい地域社会を作り上げていきたいです。そのためには医学の知識だけでなく、皆さんの生の声を傾聴する力、相手に分かりやすく伝える力、相手と楽しく会話をする力など、コミュニケーション能力は不可欠です。部活動やアルバイト、様々な講義や実習を通してコミュニケーション能力を高めていきたいです。これから6年間楽しいことばかりではありませんが、仲間と切磋琢磨し合いながら医師としての力を少しずつ身につけていきたいと思います。
医学部保健学科
弘前大学の一員となって

弘前大学に入学して、早くも1ヶ月が経ちました。新天地での一人暮らしと今までとは大きく環境が変わり慣れない日々が続いていましたが、大学での講義の受け方やメールでの課題の提出の仕方など少しずつ覚えてきて、4月に比べたら新生活に少しだけ慣れたように感じます。
大学では高校までの生活とは異なり自分で受ける講義を選択したり、自由な時間が増え課題をやったり、友達と遊んだり、趣味に没頭したりと自主的に活動する時間が増えました。ただ自由な時間が増えた一方、健康的でない生活を送ってしまうことも増えており、そこは改善していきたいと考えています。
大学生活ではなにか目標を持って過ごしていきたいなと思っています。具体的に何を頑張るかなどはまだ決まってませんが例えば学業ではTOEICなどの試験や資格の取得、あとはサークルやバイトなどもやってみたいなと考えています。せっかくの大学生活の4年間を何もせずに過ごしてしまうのはもったいないので、まだ始まって1ヶ月の今から新しいことにも挑戦して充実した大学生活を過ごしていきたいです。また、将来社会に出たときに役に立つ知識、技能の取得やコミュニケーションスキルを磨いていきたいです
弘前大学に入って

弘前大学の一員として新たな一歩を踏み出せて本当に嬉しく思っています。長かった受験が終わり、ほっとしたと同時に新しい環境に慣れていけるかといった不安が多くありますが、新しい友達や経験がこれからできると思うと楽しみでいっぱいです。
大学の授業は専門性が高くなり覚えることが多くて大変になるとは思いますが、自分の目標である臨床検査技師になるために気を引き締めて学業に専念していきたいです。
また勉強を頑張るとともに、サークル活動やイベントに積極的に参加して人との出会いや経験を大切にしていきたいと考えています。大学では多様な学問を志す人が集まっているので多くの人と関わっていく中で自分の視野を広げられたらいいなと思います。
そのほかに、私は在学中に留学を経験して語学力を身につけたいと考えています。異なる文化に触れ、様々な価値観を理解して柔軟な視点で物事を見れるようにしていきたいです。
学業やサークル、留学などいろいろな活動ができるようにするため生活リズムを崩さず、十分な睡眠、食事にも気を配り健康的な毎日を意識して、あっという間に過ぎていくであろう4年間を充実できるように生活をしていこうと思います。
理工学部
私の日本での留学について

弘前に到着した時、まだ雪が残っていた。道や芝生、屋根を覆っていた雪は雪が大好きな私の心に、その時初めての青森県を自分のものとして見せてくれた。
その時から一か月が経った今は雪はもう溶けているが、いまだに毎日雪を好きなだけ眺められるところがある。岩木山の頂上だ。弘前へ向いながら、新幹線の窓から岩木山が突然視界に入った時、あまりの大きさにびっくりした。環太平洋火山帯に住んでいる日本人は高い山に慣れているようなのでこの点においては意外と共感されにくいかもしれないが、私にとって岩木山は本当に感動的な存在なのだ。
入学する前、日本人の年上の友達が大学生になろうとしている私を見て「いいな~」と羨ましがっていたが、彼らのその気持ちを理解できなかった。なぜなら、私の母国では教養科目も、サークルも全然盛んではなく、大学はただの高校より真面目で、難しいバージョンとして見られているからだ。
しかし、弘前大学に入って、数学や物理学について学ぶ上に、音声学、作曲、食品と薬の関係という、私の専門分野とかけ離れた話題について学び、その知識を実践し、またジャズサークルで毎週エレキベースを弾きに行ったり、数学クラブで上級生と一緒に数学について議論したり、珍味試食サークルで虫などの珍しい食材を食べてみたりするうちに、日本の大学生の生活は充実しているものだということが分かり、友達の気持ちが理解できるようになってきた。
来日する前は日本人に疎外されると言われてきたが、実際はそんなことは一切なく、むしろ皆興味深そうに話しかけて来てくれる。外国人なのに日本人に何の反発もなく受け入れられたと感じる。これに対する感謝を心からお伝えしたいと思う。
弘前大学に入学して

弘前大学に入学して約1ヶ月が経ちました。地元とはいえ、はじめは不安だらけだった大学生活にも少しずつ慣れてきたところです。空きコマに友達と弘前のおいしいお店を探すことがあるのですが、今まで気づいていなかった弘前の魅力に触れるたび、なんだか嬉しい気持ちになります。
授業では高校との違いに戸惑うこともありますが、自分の将来学びたいこと・やりたいことへ近づいているように感じられるので、どの講義も楽しく受けることができています。また、学科内やサークルで友達ができたことによって、入学したての頃の1番の気がかりだった新しい交友関係を築けるのかという心配も徐々になくなってきました。相手のことを知っていく過程に楽しさを感じながらも、一人暮らしをしている友達の話を聞くと、両親への感謝を忘れてはいけないと強く思うようになりました。衣食住が揃う環境で大学に通えることを当たり前と考えずに、自立した社会人になって恩返しをしたいです。
両親をはじめとした周りの人たちからの助けを無駄にすることのないように、大学に入る意義を自分なりに明確化して能動的に学び、思い出をたくさん作ってこれからの大学生活を実りあるものにできるよう頑張ります。
農学生命科学部
前途洋々

この春、弘前大学に入学してから、早くも二か月が経ちました。弘前大学への進学をきっかけに、私は初めて東北地方に足を踏み入れました。新しい経験に胸を高鳴らす一方で、自らの選択に伴う責任の重さを実感しています。空が見えないほど満開に咲く弘前公園の桜、まだところどころに雪の残る岩木山、白い花を咲かせるりんごの木々——これまで見たことのない美しい景色に、思わず目を奪われました。今振り返っても、そのときの高揚感が鮮やかによみがえってきます。
その一方で、納得のいく決断をすることの難しさと、それに伴う責任も感じています。大学生活では、選択肢の数が増え、さらに選択を迫られる場面も多くなります。生活環境の変化の中、自分の行動や思考のバランスが崩れ、自信を持って決断することの難しさを痛感しています。それでも長い目で見て、自分にとって最善の選択ができるようになれたらいいなと思っています。
最後になりますが、豊かで美しい弘前に暮らし、同期と共に学べることを心から嬉しく思います。多様な人生経験や、それぞれの未来への思いを胸に抱きながら今を共に生きる人々に感謝し、これからの大学生活を一日一日、大切に味わっていきたいです。
「学ぶ」と「暮らす」の両立させる4年間を

入学し、友人に出会い、教材を買い、授業が始まり、絶景の桜を見、上に目をやればもう木々は緑に色づいていた。時間が過ぎる早さを実感し、いかに自分の大学生活が充実していたかに気づく。そう考える今では、自然を十分に享受できる環境に身を置けたことに喜びを感じている。
大学に入って、個性あふれる人が多いことに驚いた。入学式には、着慣れないスーツを身にまといながらも、気まずさを到底感じさせないようなヘアカラーやパーマが目に付く。それを見て、改めて自分は大学生になったんだと自覚させられた。いよいよ授業が始まり、先生方の講義が展開される。淡々と映る難解なスライドに頭抱える事もあるが、興味深い経験談に笑わされることもある(いろいろな人がいるな…)。食堂に行けば、多様な留学生たちに会う。すぐ隣には良き友人がいて、楽しい会話を交わせる(発達した大脳新皮質の賜物だ!)…そんな大学生活だ。
思っているより4年間はあっという間ではないかと思う。だからこそ、勉強や課外活動も充実させ、青森でしか味わえない風土に感動し、悔いなく大学生活を終えたい。最後に、お世話になっている両親、大学関係者の方々に感謝申し上げたい。