学生たちの活躍をお伝えしている『ひろだいLIFE』。
今回はサークル・部活紹介第5弾!
弘前大学には100以上の部活・サークル・団体があり、それぞれ個性豊かな活動をしています。

今回ご紹介する弘前大学天文同好会COSMOは、星を観測するだけでなく、星についての勉強会など、星をとても身近に感じられるような楽しい活動を行っています。
星を見るのが好き!大学で人脈を広げたい!という方はぜひ参考にしてみてください。

なお、今回は学生広報スタッフ「企画班」が取材を行い、本記事を作成しました!

弘前の星空を観測する
天文同好会COSMO

弘前の夜空に煌めく天の川
概要・活動内容
天文同好会COSMO
1973(昭和48)年設立。
部員88名(2022(令和4)年7月現在)。
理工学部棟の屋上にある大きな望遠鏡で星の観測や、勉強会などを行っています。さらに学外にも星を観測しに行くなど、精力的に活動しています。
活動頻度
・金曜日(天気によって、金曜日以外での活動の場合もある)
・日食や月食など、特別な現象が起きるとき
SNS・Webサイト
天文同好会COSMO
会長 平井 隼人さん(右:理工学部 3年)と及川 佳奈さん(左:理工学部 3年)

みんなに言いたい!ウチの自慢!

平井さん:青森県内に天文台は1つしかありませんが、弘前大学にはその天文台と同じレベルで観測できる望遠鏡があり、教科書で1度は見たことがある木星のしま模様や土星の環を見られるのが自慢です!

― 天文同好会COSMOに入ったきっかけについて教えてください。

平井さん
平井さん

高校2年生の時に参加した弘前大学のオープンキャンパスで、理工学部棟1号館の屋上に大きな望遠鏡があることを先輩から聞いたのがきっかけでした。
小さい頃から星に興味があったので、純粋に星を勉強したり、観察したりしたくて、天文同好会に入ろうと思いました。

及川さん
及川さん

もともと星が好きで、大学に進学したら天文サークルに入ってみたかったのと、友達を作るきっかけにしたいと思って入りました。
星のことはあまり詳しくないけど、同じ気持ちでとりあえず入ってみようという人は結構多いみたいです。

天文同好会COSMO
理工学部棟1号館の屋上に見えるドームが天文台。
天文同好会COSMO
中には巨大な望遠鏡が。1978(昭和53)年に設置されたそう。

― どんな活動をしていますか?

平井さん:理工学部棟1号館の屋上で望遠鏡を使って星を観測したり、新入生が入ってくる時期には歓迎会でクイズ大会などをしています。星に関する勉強会もやっていて、学内だけにとどまらず、りんご公園に出かけて、ブルーシートを敷いて寝そべりながら星を見ることもあります。寝そべりながら星を見ると視野が広くなるため、流星群を見ることのできる確率も上がって面白いです。

天文同好会COSMO
天文同好会COSMO

弘前市りんご公園にて北斗七星を観測。望遠鏡を使わない肉眼で見るのも天体観測の醍醐味。
地面に寝そべって眺めていると流れ星がよく見えるんです。

― サークル活動をして身に付いたことは?

平井さん:望遠鏡の操作や星の写真の撮り方を覚えることができました。あと、星に詳しくない人にどうしたら面白さを伝えることができるか考えて調べているうちに、面白い星や変わった星に関する知識が増えました。淡々と「こういう星があるよ」と説明してもピンとこないので。例えば、ダイヤモンドでできている星や、ルビーやサファイアの雨が降っている星などの変わった星は、星をあまり知らない人にも興味を持ってもらえます。

天文台オープン
平井さんの説明を記録

天文台を開く操作を楽々こなしてました!
      インタビューを担当したのは企画班の長谷川 陽依さん🎤

望遠鏡
望遠鏡を撮影

近くで見ると圧倒される大きさ。
      企画班の山崎 太智さんがパシャリ📸

― 活動していて楽しいとき・大変なことを教えてください。

平井さん:僕は星を見ている時間が1番楽しいです。他には、星について発表する勉強会をやっていて、調べている時間も新しいことを知るのが面白いなと思ったり、クイズをやって、新しい知識を得て新しい世界が増えたと感じたりすることが楽しいです。
大変だったのは、新型コロナウイルス感染症の影響で、天体観測でさえ集まってできなかったことですね。天体観測をしないとサークル活動が止まってしまうので、オンラインでプラネタリウムの映像などを鑑賞したりするなど、なんとか活動が途絶えないように頑張っていました。

及川さん:サークルの後輩とか、たくさんの仲間と交流できることと、星座などの知らない知識を分かる人からいっぱい聞くことができるのがすごく楽しいことだなって思います。
大変なことは、幹部になってからクイズのスライドを作る方にもなったんですね。そうすると自分の知らないことを1から調べてまとめることになり、楽しいことでもあるけど、やっぱりそれを準備するのは大変でした。あと1番大変なのは活動日に限って曇って星を見られないことですね。

天文同好会COSMO
会長 平井 隼人さん(右)と及川 佳奈さん(左)

― 今後の目標を教えてください。

平井さん:サークルとしては人数を維持しつつ、星の活動ができるサークルを確立し続けていきたいです。個人としては、卒業するまでの間に自分と同じくらい星が好きで、知識を持っている人を育ててから、卒業したいですね。

及川さん:個人的な目標ですが、さそり座やうお座などの黄道十二星座を全部、自分の目で確認することができたらいいなと思っています。

天文同好会COSMO
企画班 長谷川さん(右)と山崎さん(左)

平井さんから高校生のみなさんへメッセージ

平井さん

高校生はこれから、大学進学や就職についていろいろな選択肢があると思います。僕は高校1年の時に理系を諦めたけど、その後大学で理系に進学することができたので、高校生という時期は、一度諦めたことでも自分に意思さえあればまだやり直せるはずです。
一度諦めたものでもやりたいと思ったのなら、その知的探求心の向かう方向に進んでいけば面白い世界が待っていると思うので、ぜひ頑張って進んでほしいです。

及川さんから高校生のみなさんへメッセージ

及川さん

大学進学するにあたって、私は星が好きという理由でこの同好会に入ったんですが、交友関係や人脈を広げるという事も大事だと思っています。
大学に入ることで高校とは違う大きなコミュニティでいろいろなことを知ることができたり、そこで人脈ができたりするので、興味があることにもどんどん挑戦して交友関係の輪を広げていってほしいです。

天文同好会COSMO
理工学部1号館屋上、岩木山をバックに記念撮影♪
会長 平井さん撮影 佐渡島

眺めていると吸い込まれそうになる佐渡島の星空。会長の平井さんが旅先で見つけたお気に入りの1枚を最後にご紹介!
星や宇宙に興味がある人、進学したら友達をたくさん作りたい人!ぜひ気軽に見学に来てください。