弘前大学で活躍中の現役学生をご紹介する『在学生インタビュー』、第11回は、平成30年度弘前大学学祭本部実行委員会 副委員長を務める 渡邉 蓮(わたなべ れん)さんです。今年の学祭の見どころや学祭本部実行委員会のやりがい、理工学部数物科学科での勉強のことなどについて伺いました。

◇第18回弘前大学総合文化祭 開催期間:2018年10月19日(金)~21日(日) 詳細はこちら

平成30年度 第18回総合文化祭のテーマは
『SCREAM 2018 ~さわげ!もっと!~』

ー今年の総合文化祭の見どころを教えてください。

今年も新しいイベントをいくつかやります。新しく加わったイベントの一つが「弘大王」。これは弘大についてのクイズや運によるゲームなどの結果で優勝者を決めるイベントです。
一般の方も参加できるイベントでは、「クイズ王に俺はなる!」。当日に参加希望者を集めてクイズに挑んでもらいます。子どもから大人まで参加できる内容になっています。
「ミスター弘大コンテスト」など、毎年恒例になっているイベントもあります。去年初めてやってみて好評だった「女装コンテスト」は今年は3日間で実施して、みなさんの投票でミスター女装が決まります。2日目にはミスターの候補者と合同のファッションショーもありますよ。個人的には“ラバーガール”さんと”早出明弘”さんが出演するお笑いの「SCREAM LIVE 2018」がすごく楽しみですね。

それと、今年ちょっとだけ出店団体の数を増やしました。図書館裏の通りにもにぎわいを作りたくて。出店できる数には場所や備品の関係で限りがありますが、出たくても出られない団体をできるだけ減らしたいとも考えました。外は50以上、屋内と合わせると100を超える団体が出店します。ぜひお祭りストリートだけでなく、教育学部棟のほうまで歩いてみてください!

弘前大学理工学部2年
にぎわうお祭りストリート(平成29年度の様子)

執行部で予算を管理する

ー学祭本部実行委員会に入った理由を教えてください。副委員長はどんな役割なのでしょうか?

それこそ中学、高校のときに学校祭に携わっていてもともと興味がありました。大学で一つは文化系、一つは体育系の団体に入りたいなと思って新歓(新入生大勧誘会)に行って、たまたまブースで話を聞いて興味を持ちました。先輩もいい人そうで。もう一つは軟式野球のサークルのプロメテウスに入りました。

副委員長の仕事は実行委員長と同じで、執行部として、外部の方との交渉や、自分の担当としては、会計として予算管理をしています。執行部には委員長と僕の他に、1年生が2人いて、彼らも副委員長です。
高校のときも会計委員をクラスでやっていたんですが、大学になると規模が違います。高校では予算を渡されて、そこからやりくりする感じだったんですけど、大学は収入も、それをどう振り分けていくかも自分たちの管理なので、一から考えるのはなかなか難しいです。
協賛を自分たちで集めるんですが、弘前市内は本当に協力してくれる企業さんが多いです。街に出るといろんな企業さんの看板が目に付くようになりました。こういうところからご支援いただいているんだな、と思いながら歩いています。

弘前大学理工学部2年

それぞれの仕事がつながる

ー学祭本部実行委員会としてのやりがいは?成長を感じるところはありますか?

去年、4月から半年間いろっんな準備をしてきて、大学祭の3日間を過ごしているときに、「ああ、この3日間のためにがんばったんだな、、、」としみじみ思ったのが心に残っています。執行部の仕事はイベントの運営とかではないので、あまり大学祭っぽいわけではないんですよ。でも、大学祭を迎えて、自分の仕事がこういうところに繋がってくるんだなと思って、すごく感慨深かったです。
実行委員の仕事を通して、社会人の方とお話をすることには少し慣れてきた気がします。会社によってもみなさん全然雰囲気が違いますし、いろんな社会人の方とお話して、いろんな方がいるんだなと感じられたことは新鮮でした。

弘前大学理工学部2年
学祭本部実行委員会のユニフォーム「赤ジャン」の絵柄は学年によって異なる”祭り”のイメージ。
渡邉さんの学年は”金魚”と”ちょうちん”

小さいころから数学がすき

ー学業のことも伺います。弘前大学理工学部数物科学科を志望した理由を教えてください。

まず国立大学に入りたくて、他も見たんですが、総合大学がいいなと考えていたのが一つ。僕は北海道石狩市出身なのですが、青森市に母の実家があるので、親が安心できるのもありました。中学のときの先生が弘大出身だったので、弘大の名前に馴染みもあった気がします。
理工学部の数物科学科を志望したのは、小学校からずっと数学が好きだったからです。2年次のコース選択では数理科学コースを選びました。僕は暗記が苦手なんです、理科とか社会とか。数学はひとつの公式を覚えたらそれを使っていくという感じなので、覚えること自体は少ないイメージがあって。応用したり発想の転換をしたりしていろいろな問題を解いていくというところが好きなのかなと思います。

複雑な理屈。大学で数学を学ぶということ

ー大学での勉強はどうですか?

高校までは数学の”こうなるからこうなる”という理屈がよくわかったんですけど、大学だとそこを考え始めると“研究“になるなって、、、。理屈がすごく難しくて、こういうものなんだと受け止めるしかないときがあるのはすごく大変です。全部に疑問をもっていたら間に合わないので、「定義」はそういうものだと割り切って覚えるものもあります。1年のうちは理科系の授業もありましたが、数理科学コースに進んでからはほぼ数学漬けです。
教養教育科目はすごくいろんな種類の授業があるなと思います。最近だと囲碁の授業を受けて、実際に授業で碁を打ったのはおもしろかったですね。

弘前大学理工学部2年

みんなで盛り上げたい

ー最後に総合文化祭のPRをお願いします。

ぜひたくさんのお客さんに来ていただいて、楽しんでもらいたいです。その日しかやらないイベントもありますし、来られる人には毎日来てほしいです。
イベントだけでなく、出店、屋内での展示や演奏会など、いろんな見どころがありますよ。地域の方にも楽しみにしていただいている、メインストリートでのよさこいも、今年も実施します。お子様に人気のウォークラリーもありますよ。どんな世代の方にも楽しんでいただける内容で準備しています。
学生も、せっかくなのでみんなで盛り上がってほしいですね。

弘前大学理工学部2年

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◇第17回弘前大学総合文化祭の様子はこちらから
 「過去最高の盛り上がり!写真で見る、弘前大学総合文化祭2017

>>平成29年度弘前大学学祭本部実行委員会 委員長 嘉瀬 賢太郎さんインタビュー

Profile

理工学部数物科学科2年
渡邉 蓮さん

平成30年度弘前大学学祭本部実行委員会 副委員長 。
北海道石狩市出身。札幌市立新川高校を卒業後、平成29年4月弘前大学理工学部数物科学科へ入学。数理科学コースを選択。学生本部実行委員会で副委員長を務める他、プロメテウス(軟式野球サークル)にも所属。