雪解けとともに迎えた、旅立ちの季節。
卒業・修了される学生の皆さんに、学生生活の思い出や未来への想いを伺いました。
新たな一歩を踏み出す卒業生からのメッセージをぜひご覧ください。

人文社会科学部

4年間を振り返って

柿崎 碧さん
文化創生課程
柿崎 碧さん

入学当初の私は、特に専攻したい分野もなく、大学生活の将来像を思い描けないまま、日々をなんとなく過ごしていました。しかし、様々な分野の講義を受けるうちに日本文学研究に興味を持ち、ゼミへ入ることに決めました。もともと文学に詳しかったわけではなく、講義やゼミでは初めて知ることばかりで苦戦しましたが、先生やゼミ生の皆さんに支えられ、語り合う時間を楽しむことができました。

日常生活においても、さくらまつりやねぷたといった行事に参加したり、街に点在する昔ながらのお店を訪ねたりして、弘前の魅力を存分に味わうことができました。年によっては、道を塞いでしまうほどの大雪に見舞われ、苦労することもありましたが、今ではそれも良い思い出の一つです。

最後に、4年間支えてくれた家族や先生方、そして友人たちに感謝を伝えたいと思います。皆さんのおかげで、最高の大学生活を送ることができました。本当にありがとうございました。


大学生活で見つけた自分の軸

鹿内 愛子さん
社会経営課程
鹿内 愛子さん

大学生活は、中学や高校のように部活動や勉強で忙しく過ぎていく日々ではなく、特別に大きな変化があったわけではありませんでした。しかし、その分自分と向き合う時間が増え、少しずつ価値観が形になっていったように思います。就職については、当初は「公務員なら何でもよい」と漠然と考えておりましたが、平内町での実習を通して地域の課題や人口減少の現実に触れ、ゼミの仲間と議論を重ねる中で、自治体を外側から支える仕事に魅力を感じ、国家公務員を志すようになりました。

これまで自分のやりたいことが分からずに過ごしてきましたが、興味のある講義を受けたり、グループワークで多様な人と関わったり、部活動の運営に携わったりする中で、自分の軸が少しずつ見えてきた気がします。これからも周囲への感謝を忘れず、地元である弘前にも貢献できるよう努めていきます。

大学院人文社会科学研究科

東奥滞在記

角井 智久さん
人文社会科学専攻
角井 智久さん

私が弘前にはじめてきたのは、雪の残る2020年の2月だった。大学の二次試験を前にして吞気だった私は、前日に弘前市内観光を楽しんだ。あれから6年、手頃な本を読み漁り、気の向くままにフィールドワークに勤しんでいたらば、あれよあれよと大学院の卒業式を迎えようとしている。コロナウイルスへの不安が社会的に騒がれはじめた大学受験期、本格的なコロナ禍を過ごした学部入学後の約3年間、現在の弘前市の市街地のような凸凹道を歩んだ卒業論文提出から修士論文提出までの約3年間、10代から20代への変化とともに様々な経験ができた。

特に大きいのは、酒と煙草のやり方を覚えたことだろう。これらの健康阻害品はフィールドワークでの前時代的なコミュニケーションに役立ち、研究活動に大いに役立った。個人的にはとても楽しかったが、ぜひ後輩たちには真似をしないように注意していただきたい。来年度からはウェルビーイングを目指してこれらを控え、健康的なフィールドワークを目指したい。

教育学部

人に支えられた4年間

鈴木 七海さん
学校教育
教員養成課程
鈴木 七海さん

弘前での4年間の大学生活は、振り返ると本当にあっという間でした。何より強く心に残っているのは、多くの人に支えられてきたという実感です。正直に言えば、大学は一人でも通い、単位を取り、卒業することはできるかもしれません。それでも、困ったときに支えてくれる友人や、何気ない時間をともに笑い合える仲間がいたからこそ、日々は何倍にも豊かで鮮やかなものになりました。試験前に励まし合い、助け合いながら教育実習を乗り越えた経験は、かけがえのない思い出です。また、悩んだときには先輩方や先生方が温かく手を差し伸べてくださり、その支えがあったからこそ充実した大学生活を送ることができました。

人とのつながりは、ときに悩みや葛藤も生みますが、それ以上に自分を成長させてくれる大切な財産になります。後輩のみなさんには、ぜひ大学生活という貴重な時間の中で、多くの人と出会い、その縁を大切にしながら、自分らしい4年間を築いていってほしいと心から願っています。


この縁は一生!

森外 真奈穂さん
養護教諭養成課程
森外 真奈穂さん

先日、養護教諭養成課程の仲間数人で卒業旅行に行きました。タイトルに書いたこの言葉は、乾杯の際に友人が口にした一言です。改めて、素敵な友人に恵まれたなと感じました。原稿を書いている今、気づけば大学4年生となり、卒業を目前に控えています。毎日のように顔を合わせていたみんなに、これからは当たり前のように会えなくなると思うと少し寂しい気持ちになりますが、それぞれ新しい場所で頑張ろうねと、あたたかく送り出し合える関係でいられることが嬉しいです。

養護教諭養成課程は、安心できる場所でした。心優しく、互いを思いやるみんなと過ごす中で、私自身も人の気持ちを以前より大切に考えるようになったと感じます。楽しかったけれど、本当にしんどかった実習も、みんなのおかげで乗り越えることができました。

最後になりますが、養護教諭養成課程のみなさん、いつもあたたかく見守り支えてくださった先生方、そして安心して学べる環境を整えてくださった弘前大学に、心から感謝しています。

大学院教育学研究科

雄弁と沈黙の価値

髙塚 夏海さん
教職実践専攻
髙塚 夏海さん

【雄弁は銀、沈黙は金】という言葉があります。私はこれまで、迷わず「沈黙」を選ぶタイプでした。しかし教職大学院では学校について話し、児童生徒について話し、自分自身について話し……と、仲間とともに様々なことを話し合いました。対話を通じて視界が開ける経験の中で、私は「雄弁もまた、価値ある『銀』である」と知りました。と同時に、言葉が持つ危うさにも気づきました。

【何を言うかではなく何を言わないかが大切】という言葉があります。対人援助職である教員は児童生徒のために全力を尽くすものですが、そういう善意や熱意から生まれた言葉であっても、受け手の状況次第では刃になり得ます。「言わない」という選択、つまり沈黙が「金」である意味を、対話を尽くした今、私は改めて胸に刻んでいます。自分の言葉を正しく捉え、正しく恐れること。この誓いを胸に、教育現場へ向かいます。二年間、本当にありがとうございました。

医学部医学科

和敬清寂とともに

渡邉 あかりさん
医学科
渡邉 あかりさん

医師になるという夢を抱き入学した弘前大学でありますが、気づけば卒業に至る6年目を迎え学生生活を振り返るような時期となっていました。

コロナ禍の入学であり入学式は中止となってしまいましたが、新たな出会いを求め所属した茶道部は6年間を語る上で欠かせない存在となりました。専門的な知識と今までと比べ物にならない勉強量に打ちひしがれる中、茶道部を通して出会った友人と共に試験という壁を乗り越えました。困ったことや悩みが生じた際には、先輩方が相談に乗ってくださり、一人で悩むことなく突き進めました。また、学年が上がるにつれて後輩から相談される立場となり、先輩方の偉大さを改めて感じるようになりました。

入学前は長い道のりだと感じていた6年間は、私らしく進んだあっという間の6年間でした。お世話になった先生方や先輩方、支えてくれた家族や友人に対する感謝の気持ちを忘れず医師となる道をさらに進んでいきます。

大学院医学研究科

弘前大学で学んだこと

立崎 真幸さん
医科学専攻
立崎 真幸さん

大学院生としての研究生活は、研究という一つのことに没頭できる貴重な時間でした。日頃より研究を支えてくださっている先生方に心より感謝申し上げます。臨床と並行して研究を行う医師が多い中、私はこの三年間を研究一筋で過ごしました。振り返れば、今泉忠淳教授から届いた助手募集の手紙こそが研究生活を始めるきっかけであり、臨床医になることしか考えていなかった私に新たな世界への扉を開いてくれた原点でした。腎臓の自然免疫をテーマに研究を進める中で、医学の奥深さとやりがいを実感しました。

弘前大学での時間は、挑戦する価値と学び続ける姿勢の大切さを教えてくれました。後輩の皆さんには、自らの可能性を狭めず自分の知らない領域にも挑戦してほしいと思います。ここで得た経験を糧に、今後も研究の道を歩み続けます。

医学部保健学科

成長

大沼 実永さん
理学療法学専攻
大沼 実永さん

弘前は「新たな価値観に触れられたこと」と「理学療法を学ぶ場」の二点でとても恵まれた環境だったと感じています。まず県外出身の私にとって、ねぷた祭りは刺激的な祭りでした。公道を規制し老若男女いろんな人が踊り、楽器を奏で城下町を練り歩く様は地元にはない風習で、地域の繋がりを強く感じました。またこぎん刺しや津軽びいどろなどの工芸品を大切に思い受け継ぐ姿勢も、長く続く弘前の歴史を直に感じられ、地元を思いやる素晴らしさを再認識しました。

また勉学においても弘前大学で体験した様々な出来事が成長に繋がったと感じています。臨床実習では青森のみならず隣接する岩手や札幌といった街並みも気候も異なる地域で様々な人と関わり、新たな考えや多角的な視点を養うことができました。またゼミ活動では興味ある分野を追求し理学療法の面白さを実感すると共に、尊敬する教授に助言を頂きながら研究を進める日々がとにかく楽しく終わってほしくない時間でした。

こうした経験は、本当に替えの利かない有意義なものだったと大学生活が終わる今更になって気が付きました。就職に伴い弘前から遠く離れてしまいますが、この4年間の経験を存分に生かして精進していきます。本当にありがとうございました。


出会いに恵まれた大学生活

伊藤 美佑さん
作業療法学専攻
伊藤 美佑さん

はじめて弘前を訪れた時、道路に人が隠れるほどの雪の壁ができており、一人でやっていけるのかと不安に感じたのを覚えています。大学生活4年間を振り返ると、作業療法学専攻のクラスメイトとの思い出が多く、スマホは数えきれないほどの写真でいっぱいです。授業後や休日に皆でご飯を囲み、他愛のない会話をしながら過ごす時間が楽しく、気づけば毎日があっという間に過ぎていきました。こんなにもクラスメイトの仲が良く、尊敬できる素敵な友人に囲まれながら大学生活を過ごせたことが、私の大きな財産です。

4年生の臨床実習では、患者さんとのコミュニケーションに対する難しさに頭を悩ませることがありましたが、その度に実習先の指導者の先生方、同期の実習生、そして専攻の先生方に助けられながら、乗り越えることができました。こうして振り返ると、私の大学生活は、人との出会いや交流が自分を大きく成長させてくれた時間であったと改めて感じます。4月からは、新しい生活が始まりますが、大学生活で得た経験や知識を糧に、日々精進してまいります。

最後に、ご指導してくださった先生方、支えてくれた友人や家族に深く感謝申し上げます。

大学院保健学研究科

温かく充実した6年間

加藤 実結さん
心理支援科学専攻
加藤 実結さん

心理支援科学科の1期生として弘前大学に入学してから、もう6年が経とうとしています。大学院の2年間は、実習に、研究に、就職活動に、国家試験に慌ただしく駆け抜けるように過ぎていきました。1期生ならではの先行きの見えない不安感と闘いながら、同期や先生方と一緒に乗り越えてきた6年間を振り返ると、やり切った達成感で胸がいっぱいになります。

大学院の実習では初めてケースを受け持ちました。心理面接を重ねる中で、クライエントの抱える悩みだけでなく自分自身の課題にも向き合うことになりました。課題に向き合う中で苦しさを感じることもありましたが、あたたかな同期や先生方に支えられ、自分の課題もそれに伴う感情も大切なものとして抱えられるようになりました。

弘前大学で過ごした6年間は自分にとって大きな財産になりました。心理支援科学専攻の先生方、同期・後輩の皆さん、大学院まで通わせてくれた両親に深く感謝申し上げます。

理工学部

たくさん学んだ4年間

池田 蒼登さん
物質創成化学科
池田 蒼登さん

4年間を振り返ってみると、あっという間でしたがとても充実した時間を過ごすことができました。最初は出身である北海道内での進学を考えていましたが、今は弘前大学に進学して本当に良かったと思っています。過ごす環境を変えることでたくさんの考え方に触れ、新しい気づきを得ることができ、毎日が刺激的でとても楽しかったです。そんな環境の中で、学業、サークル、アルバイトに全力で取り組むことができました。

特に、学業面では中学の頃から好きであった化学を深く学びました。今は自分の興味のある研究に取り組み、論文投稿や学会発表を目指して日々励んでいます。加えて、昔からの夢であった博物館の学芸員の資格を取る過程にも挑戦しました。実習を夏に控えているので、最後まで頑張りたいと思っています。

最後になりますが、大学で出会い、お世話になった方々に心から感謝申し上げます。大学院進学に伴い、もう2年間お世話になりますのでどうぞよろしくお願いいたします。


大学4年間を振り返って

四戸 佐理名さん
地球環境防災学科
四戸 佐理名さん

私は小学校一年生の頃に東日本大震災を経験し、環境に関心を持ったことをきっかけに弘前大学の地球環境防災学科へ入学しました。大学では宇宙や気象、地震、地質など地球環境に関わる幅広い分野を学び、自然の仕組みや防災の重要性について理解を深めました。

この4年間で私が得たものは「とりあえずやってみる」という姿勢です。人見知りで引っ込み思案な性格でしたが、新しい環境の中で自分から一歩踏み出すことを意識し、サークル活動やアルバイト、学外活動に積極的に挑戦しました。その経験を通して多くの友人に出会い、自分の好きなことや価値観、得意なことや苦手なことを改めて知ることができました。挑戦の中で失敗や迷いもありましたが、自分を成長させてくれた大切な経験だったと感じています。これからもこの姿勢を大切にし、自分自身を成長させていきたいです。最後に、支えてくださった両親、先生方、友人の皆さんに心より感謝いたします。

大学院理工学研究科

ただただ必死に

斎藤 遥大さん
理工学専攻
斎藤 遥大さん

卒業の節目に、このような機会をいただき光栄です。振り返れば、私の大学生活は忙しない6年間でした。毎月何かしらのイベントに追われ、論文を仕上げたり、カーリングの大会にむけた調整、お金が足りずにバイトに明け暮れたり、思えば、人並み以上に慌ただしい大学生をしていたと思います。

人一倍忙しない日々の中で、自分を見失いかけたり、時には思いが衝突することもありました。しかし、こうした葛藤も全て今の私に繋がっています。こうした生活を支えてくれたのは、進学を後押ししてくれた両親、サークルの設立に協力してくれた先輩方、自分が作ったサークルに時間を使い、私の想いを引き継いでくれた後輩たち、そして、私の研究について親身にご指導いただいた先生方、職員の皆様です。

不器用ながらも全力で駆け抜けた6年間、関わってくださった全ての方へ、素朴に感謝の言葉を伝えて、結びとさせていただきます。本当にありがとうございました。

農学生命科学部

弘前で育てた私の四年間

渡邉 陽花さん
食料資源学科
渡邉 陽花さん

私が弘前大学に入学してから、早くも四年が経ちました。地元を離れ、不安と期待を抱えながら弘前に来た日のことを今も覚えています。今では大雪や厳しい寒さにもすっかり慣れ、少しだけ弘前のイントネーションが身についたように感じています。

大学生活で特に印象に残っているのは研究活動です。植物ウイルスに関する研究に取り組み、思うようにいかない実験に悩むこともありました。その失敗を次にどう活かせるかを考え続ける中で、粘り強く課題と向き合う力が少しずつ身についていったように思います。

また、食料資源に関する学びを通して、日常と学問のつながりを実感し、学ぶ楽しさを改めて知りました。四年間支えてくださった先生方、研究室の皆様、そして家族に心より感謝いたします。


成長

若林 達哉さん
国際園芸農学科
若林 達哉さん

大学生活を振り返ると、3年次の研究室配属後からの学びから心身共に成長したと感じています。ゼミでは、食料・農業政策や農産物貿易について学びました。私達が生命維持のために必要不可欠な「食」は世界的な視点で見ると飢餓と飽食が併存し、社会・経済、政策と多種多様な事象が複雑に絡み合っていることを理解しました。4年次の卒業研究では、いちごにおける輸出マーケティング戦略の現状と課題というテーマで地方自治体を対象とした調査・研究に取り組みました。高校までの「答えが用意された問題を解く学び」と異なり、「自ら問題を提起し、答えを導き出す学び」であったことが新鮮でした。

こうした学びから得た思考力や応用力は今後社会で生きていく上で必要なスキルと考えます。本学の学びで得られた成長が私にとってのかけがえのない財産です。最後に、大学生活を通してお世話になった先生方、友人、両親に心から感謝申し上げます。

大学院農学生命科学研究科

6年間を振り返って

髙田 侑二朗さん
地域環境工学専攻
髙田 侑二朗さん

弘前大学に入学してから6年。多くの人と関わり、さまざまな経験を通して学ぶことができた、かけがえのない時間でした。学部の4年間は、本当に多くの友人に恵まれ、充実した日々を過ごすことができました。

一方で、大学院へ進学した2年間は、就職の選択肢を広げたいという思いからの挑戦でしたが、決して順調な道のりではありませんでした。研究の難しさや思うように進まない現実に直面し、自分の未熟さを痛感することもありました。それでも、学会発表や論文執筆、報告会などの経験を通して、自分の考えを伝え、議論し、最後までやり抜く力を身につけることができました。楽な時間ではありませんでしたが、確実に自分を鍛えてくれた2年間だったと感じています。

最後に、大学生活を支えてくださった先生方、関係者の皆様、そして家族に心より感謝申し上げます。6年間で得た知識と経験を糧に、これからも成長を続けていきたいと思います。

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卒業生挨拶
~卒業・修了にあたって~

学園だより214号「卒業・修了生からのメッセージ」より 。
年2回にわたりお届けしている「学園だより」。今回は、「卒業生挨拶」をピックアップしてお届けします!
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