弘前大学には100以上の部活・サークル・団体があり、それぞれ個性豊かな活動をしています。
今回はサークル・部活紹介第19弾!ご紹介するのは「神社参詣サークル」です。

夏を彩る宵宮(よみや)をはじめ、独自の信仰文化が根付く弘前。寺社参詣を通じて津軽地域の文化を学ぶ神社参詣サークルを、学生広報スタッフ「企画班」の中村優里さん(人文社会科学部4年)が取材しました!

神社を訪れるたび、仲間との思い出も増えていく
神社参詣サークル

神社参詣サークル
概要・活動内容
神社参詣サークル
2023年設立。
部員数47名(2026(令和8)年6月現在)。
若者の神社への関心を高めることを目標に、神社参詣や奉仕活動、文化祭への出店、SNSでの情報発信などを行っている。
※当該団体は特定の宗教団体等との関わりは一切ありません。

活動頻度
月1~2回の神社参詣
週1回の定期ミーティング
SNS

神社参詣サークルの皆さん
左から、磯角百さん(教育学部3年)、清水遥仁さん(人文社会科学部3年)、工藤空さん(理工学部2年)

みんなに言いたい!ウチの自慢!

和気あいあいとした雰囲気で、居心地が良いサークルだと思います。もともと神社は「人々が集まる場所」という機能を持っていて、サークル活動にも通ずるところがあると感じています。活動も活発で、週末の参詣はもちろん、毎週のミーティングにも多くの会員が集います。

― 神社参詣サークルに入ったきっかけについて教えてください。

清水さん
清水さん

文化財や民俗系の分野に興味があり、津軽地域の神社を通して学を深めたいと考えて入会しました。

磯角さん
磯角さん

前会長から誘っていただき入会しました。新たな友人関係や仲間ができて、入ってよかったと思っています。

工藤さん
工藤さん

もともと神社が好きで、ぴったりなサークルだと思ったからです。活動と同時に趣味の御朱印集めをすることができて嬉しいです。

― 御朱印帳を持ってきてくれた方もいますね。みなさんそれぞれの御朱印帳を持っていて素敵です!どこで購入されたものですか?

工藤さん:僕は、つがる市にある高山稲荷神社で手に入れました。

磯角さん:私は鳥獣戯画が好きで、札幌市で開催された鳥獣戯画の展覧会に行ったときに、北海道ならではのモチーフと鳥獣戯画の動物たちが描かれた御朱印帳が売っていて、どうしても欲しくて買いました。

工藤さんの御朱印帳
工藤さんの御朱印帳
磯角さんの御朱印帳
磯角さんの御朱印帳

― 御朱印集めの魅力はどんなところにありますか?

工藤さん:旅行が好きなのですが、旅先の神社でもらった御朱印を後から見返したときに、その旅行の思い出を振り返ることができるところが好きです。

磯角さん:行った場所や日付が記録されるところが魅力的だと思っていて、季節限定の御朱印も集めたりして楽しんでいます。

御朱印集めの魅力を語る3人
御朱印集めの魅力を語る3人

― 普段はどんな活動をしていますか?

清水さん:津軽地方を中心に、神社仏閣への参詣を行ったり、市民団体の方々と協力したりして清掃奉仕活動を行っています。また、伝統技法の継承につなげることができればと思い、しめ縄ブレスレットづくりもしています。しめ縄の編み方は講習会を開いて全員で学びました。総合文化祭ではしめ縄ブレスレットの販売もしており、毎年100個くらい作るのですが、完売するほど人気です。他にも、神社で祭事後にする「直会(なおらい)」という集会になぞらえて、イベントごとに親睦を深める会も行っています。

保食神社での清掃奉仕
五所川原市の神明宮を参詣

保食神社(弘前市)での清掃奉仕活動(左)や神明宮(五所川原市)の参詣(右)

 

― 津軽地域独自の神社文化はあるのでしょうか?

清水さん:「津軽一代様(つがるいちだいさま)*」信仰や宵宮(よみや)*は、津軽独自の文化です。特に宵宮については、提灯を飾る神社はあっても、露店を出すほど賑わうのは珍しいと思います。

工藤さん:津軽神楽(つがるかぐら)も、津軽地域独自の文化です。宵宮などで行われる舞楽(ぶがく)で、現在は11の題目が受け継がれています。昨年は、青森市で何十年ぶりかに開催された津軽神楽を実際に見ました。

*津軽一代様:自分の生まれた年の干支を、守り神や守本尊(まもりほんぞん)として信仰する津軽地域の風習。
*宵宮:土地やそこに暮らす人々をお守りしている神様を祀る寺社の大祭の前夜祭のこと。津軽地域では宵宮を「ヨミヤ」と呼び、弘前市近郊だけでも70以上もの宵宮が開かれている。(参考:HIROMAGA【ひろだいLIFE】弘前大学で過ごす、夏~弘前の夏の風物詩~

― 維持が難しく無くなってしまう神社もあるのですか?

工藤さん:残念ながらあります。特に資金面で維持が難しい神社は多く、クラウドファンディングで資金集めをしている神社もあります。

清水さん:高齢化による文化の担い手の減少も課題になっています。これらの課題に対して、私たちはこのサークルを通して神社に関心を持つ人々の数(関係人口*)を増やしていきたいと思っています。その土地に住んでいないとしても、会いに行くなどして関わりをもちながら支援できる形を目指しています。

*関係人口:移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のこと。

― 今後の目標は?

清水さん:現在、大学生、若者を中心に「神社離れ」だけでなく「地域離れ」が進んでいます。寺社参拝や清掃などの活動を通じて、その地域を実際に訪れることで、地域の魅力や課題の発見、発信をすることが可能です。少しでも津軽地域を支える力になれるよう、小さくとも活動を継続、展開していくことが目標です。

取材中の清水さん
活動の目標を語る清水さん

清水さん、磯角さん、工藤さんから高校生のみなさんへメッセージ

神社参詣サークルの皆さん

もし活動にご興味をお持ちいただけたら、ぜひ入学後、神社参詣サークルへお越しください。来れるときに来る活動スタイルの方も歓迎しています。いつでも、どなたでもお待ちしております。

誰にでも開かれた場所を提供する神社参詣サークル。
参詣をきっかけに、地域を知り、仲間と出会い、ご縁を育んでみてはいかがでしょうか。

記念撮影
手作りのしめ縄ブレスレットとともに、取材後に記念撮影!
(左から工藤さん、磯角さん、清水さん、学生広報スタッフ中村さん)

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