先日、「採用を増やしたい大学」として弘前大学が1位に選ばれました。
(日本経済新聞社と就職・転職支援の日経HRが実施している大学イメージ調査より。詳細はこちら)
弘前大学で就職の支援を行っているのが、「キャリアセンター」。就活がスタートする3・4年次のサポートだけではなく、実は1年次から継続してキャリア支援を行っています!
4年間を通して社会にでたときに必要な「人間力」を育てる、弘前大学ならではの取り組みをご紹介します。
「キャリアセンター」ってどんなところ?
「キャリアセンター」という名前は聞いたことがあるものの、どんなことをしているのか。
どんなタイミングで利用したらいいのか。迷うこともあるのでは?
そこで、石塚センター長、鈴木副センター長、木村キャリアアドバイザーからお話を伺いました!
―キャリアセンターはどんなところですか?
キャリアセンターでは就職・進路相談や、就職関連の情報発信、インターンシップ、企業等見学会などを行っています。誰でもいつでも気軽に立ち寄れる場所です。
教員は研究者の目線で就職に対するアドバイスをしがちなんですけど、キャリアセンターでは、キャリアアドバイザーが中心となってキャリア支援のプロとしての目線からアドバイスをもらったり、就活のリアルな話も聞いたりすることができます。
就職や進学の相談の場というイメージが強いと思うのですが、それだけではなく、新聞や働き方に関する書籍、資料類も多数取り揃えているので、自らの情報収集のためにふらっと立ち寄って、授業になったらふらっと戻る、そんな空間ですね。
―就職や進路についての相談は、具体的にどんな内容が多いですか?
年間延べ1,400件以上の相談がありますが、やはり、就職活動に関しての相談を聞いてアドバイスすることが多いですね。
他には、まずは大人と話してみたいという理由で来る学生もいれば、全然やりたいことがなくてどこを受ければいいのかわからない、という相談もあります。
就活のときに利用するイメージはありましたが、それ以外にも将来についての相談や、社会について情報収集する目的で気軽に立ち寄れる場所ということがわかりました。
キャリアセンターの支援について、詳しくはこちら。
キャリアセンターの利用について
小さな質問にも全力で対応してくれる!
キャリアセンターを実際に利用した学生さんはどんな風に活用しているのでしょうか。
実際に利用して就職先がきまった、高橋さん(農学生命科学部4年)にリアルなお話を伺いました。
―よくキャリアセンターを利用していたと伺っています。一番印象に残っていることはなんですか?
高橋さん:本当に小さなことなんですけど、インターンシップに参加するためのエントリーシートを記入するとき、ある企業さんで企業名の前後どちらに「株式会社」が付くのか、正式名称がわからなかったんです。インターネットで検索してもあいまいで。
なので、それを確認するためだけにキャリアセンターに行ったことがあります(笑)。
でもそれだけの確認でも、本当に全力で対応してくれて、ありがたかったですし、すごく印象に残っています!
―この支援すごく役に立ったなあ、ということはありましたか?
高橋さん:就活の情報収集をするのにネットでも検索をしたんですけど、たくさん情報がありすぎてどの情報を信じたらいいかわからなくなってしまって。でもキャリアアドバイザーへ相談したことで、信頼できる確かな情報を知ることができました。就職を希望する企業の雰囲気や特徴など、より現実的なお話も聞けたのがよかったです。本当に丁寧に対応してくださって、安心して相談ができました。
あとは青森県内の企業をめぐるバスツアーですね!交通費・宿泊費すべて無料で青森県内の企業数十社も訪問することができました。学生なのであまりお金も使えないのが現状ですし。
キャリアセンターのLINEアカウントもよく見てましたね、かなり便利でした!企業新着情報が更新されるとLINEで通知が来るので、簡単に情報収集ができました。
就活がラクになる♪弘大生に人気の就職支援!
―キャリアセンターをうまく活用したいのですが、実際にどんなサポートがよく利用されていますか?
特に反響や参加者が多いのは、
新聞の読み方講座、メークアップ講座、スーツの着こなし講座、公務員ガイダンスの4つの講座です。社会人として必要な具体的なスキルや実践が学べるので、毎年大人気です。
ガイダンス・セミナーの情報はこちら
あとは高橋さんもおっしゃっていた、青森県内の企業をめぐるバスツアーも毎年人気です。
今年は十和田・三沢地区、八戸地区、弘前地区の3拠点で開催されます。
弘前大学のOBOGがいる企業がツアー先だったりするので先輩と話せる機会があります。仕事のやりがい、当時の就活での体験談など生の声が聞けると好評です。
大人気のツアーなので毎年すぐ席が埋まってしまいます。お申し込みはお早めに!
バスツアー詳細はキャリアセンターサイトから
東京圏内で就活する学生さんにぜひ利用していただきたいのが、「弘大セカンドキャンパス新宿校」。
携帯電話やPCの充電、荷物預かり、夜行バスで朝早くについてしまったときの待機や着替えなど、就活の拠点として弘大生なら誰でも無料で利用できます。
社会人の基礎を身に着け、単位も取得!弘前大学の「キャリア教育」
―就職・進学支援がすごく充実しているんですね!
ただ、実際に社会に出たときに社会人としてやっていけるのかなど、将来への不安がある学生も多いのでは?
そうですね。やはり社会に出たときのギャップを感じる学生が多いと思います。
弘前大学では就職や進学までの支援だけではなく、学生の将来のことまで考えて「人間力を高める」ことを重視し、1年次からの「キャリア教育」を導入しています。
学生と社会との関わりを増やしていこう、人間力を高めていこう、ということがきっかけで始まり、全学部で必修科目にしているのは特徴的だと思います。
早い段階から社会に目を向けて自立することはとても重要なので、授業内容も必修科目にする価値はあります。
―実際にキャリア教育を受講した高橋さん。どんな授業内容でしたか?
高橋さん:私は「キャリア形成の発展」という授業を受けましたが、ざっくりいうと、模擬就活のような授業でした。取材用のコメントとかじゃなくて、ほんとめっちゃ、ためになりました!笑
特に印象的だったのが、グループディスカッションですね。初めて会った人と複数人で討論をする、実際の就職試験を受けているかのような授業だったんです。そのまま就職試験に活かせたので、印象に残ってます。
授業内で就活に向けて準備ができて、しかもラッキーなことに単位も取れるので受講してよかったです。
「将来」を見据え、「人間力」を育む環境が弘前大学にはある
就職をするにせよ、進学するにせよ、卒業後はそれぞれ別の道へ進むことになります。
そのときに学生のみなさんが自立して正しい判断ができるように、また、選んだ道が正しかったと振り返れるように全力でサポートするのが弘前大学の「キャリア支援」です。
目の前のことや、これからのことに対して不安があるときは、ぜひキャリアセンターを覗いてみてください!きっと何かヒントが見つかり、自信がつくはずです!