弘前大学には5学部8大学院研究科の多種多様な研究室があります。

「研究室探訪」シリーズでは、個性豊かな研究室をご紹介!

どんな先生がいて、どんな研究・教育が行われているのか、
先生と研究室に所属する弘大生に教えてもらいましょう!

第21回は人文社会科学部 文化財論研究室です。

人文社会科学部 文化創生課程 文化資源学コース 文化財論研究室(関根 達人 教授)

先生から研究室の紹介

関根先生

文化財論ゼミは、人文社会科学部文化創成課程文化資源学コースのゼミの一つで、今、世界的にも注目されている日本の文化が具体的に形として現れている文化財のうち、有形の文化財を調査・研究対象としています。ゼミではまだ十分価値が認知されていない未指定の「文化財予備軍」を掘り起こし、調査研究することで、その価値を引き出すための方法を学びます。将来、博物館や教育委員会で文化財の仕事をしたい、あるいは地元の文化財を活用して地域を活性化させたいと考えている皆さんにはピッタリのゼミだと思います。

研究室選びのポイント!

学部4年
宗像さん

私はこの研究室に入ってから考古学が好きになったので、少しでも興味がある人は見学してみてほしいです。考古学といっても、墓や位牌のような資料まで研究できる自由度が魅力だと思います。研究室の仲間たちもそれぞれの興味があることを研究しているので、お互いが幅広い分野の知識を与え合うことができます。土器の拓本や実測など専門的な技術も学べるので、学芸員のような専門職を目指す人にもおすすめです!

学部4年
蝦名さん

ゼミ選びは2年生の後期に行われます。その際には事前に複数のゼミを見学することができますが、分らないことがあれば、ゼミ担当の先生にアポをとって直接話しを聞くといいでしょう。希望者が定員を超したゼミでは選抜が行われることがあります。その場合、希望するゼミの担当教員の授業(特に演習や実習)を既に履修していることや、ゼミの志望理由が明確であることが求められます。ゼミ所属は3年からですが、2年生の段階でゼミ所属を念頭に置いてどの演習や実習を履修するか決めることをお勧めします。

撮影の思い出

文化財論研究室は、日本考古学・西洋考古学・日本美術史・西洋美術史・宗教学・民俗学など文化財を扱う研究室を連携・横断することを目指して活動しています。
今回は、さまざまな文化財の中からお墓や位牌について調査を行いました。

最初は、研究室からではなく、禅林街の中にある髙徳院からスタートします!

秋晴れの下、撮影スタート!左から学生広報スタッフの小森さん、学部4年の宗像さん、蝦名さん

早速、調査のために墓地へ向かいます。実際の調査の様子は動画でご覧ください!

調査が終わり、研究室へ!
研究室には先ほど調査した墓標のデータベースがあり、墓標ひとつの形や石材などの情報がまとめられています。
他にも、死亡者の年齢が書いてあるものだけを抽出したグラフも見せていただきました。

この調査で(現段階で、)江戸時代から、弘前は寿命が短かったことが明らかに…?
短命県返上を頑張りましょう!

動画後半では、研究室に来たきっかけや、関根先生に研究室の魅力について語っていただきました。

関根先生は、自身の歴史研究は「物に聞く」方法だと語ります。
一体どういうことなのでしょうか?ぜひ動画をご覧ください!

弘前は歴史がある街なので、まだまだ知られていない文化財があります。
是非、研究室に来て、物からいろんなことがわかる楽しさを一緒に学んでみませんか?

撮影は以上で終了です。お疲れさまでした!

文化財論研究室(関根 達人 教授)をもっと詳しく知りたい人へ

■弘前大学研究者総覧ページ 関根 達人 教授
https://hue2.jm.hirosaki-u.ac.jp/html/5_ja.html
■弘前大学 人文社会科学部 文化創生課程 文化資源学コース ゼミ・研究室紹介 文化財論研究室/関根 達人 教授
https://human.hirosaki-u.ac.jp/facultycourse/1/labo_detail_03.html