弘前大学には5学部8研究科の多種多様な研究室があります。
「研究室探訪」シリーズでは、個性豊かな研究室をご紹介!
どんな先生がいて、どんな研究・教育が行われているのか、
先生と研究室に所属する弘大生に教えてもらいましょう!
第6回は、医学部 医学科 感染生体防御学研究室です。
医学部 医学科 感染生体防御学研究室(浅野クリスナ教授)
私たちの研究室では、名前のとおり感染症から健康を守るための研究と基礎医学教育を行っています。特に、様々な病原細菌が感染するしくみや、普段は無害な細菌が病原性を示したり獲得したりするしくみを解明し、新しい治療法につなげようとしています。教員や学生はそれぞれ研究テーマを持って毎日研究活動やディスカッションを行っています。医学部の研究室ですが教員や大学院生の出身は様々で、常にオープンな研究や交流の場が作られています。
医学科3年次生は「研究室研修」の形で所属し、医師になった後も必要な研究の経験を得ます。また大学院生は、修了後、基礎医学、臨床医学の研究者として活躍しています。
研究室選びのポイント!
研究室は数多くありますが、どれを選ぶかによって全くやる事が変わってきます。私がこの講座を選んだ理由は、2年次に履修した微生物学が面白く、興味を持ったからです。研究室研修では、自分の興味がある科目をより高度なレベルで勉強する機会を得ることができます。特に感染生体防御学講座はさまざまな国から来ている先生方が多いので、英語を使って医学を学ぶとても良いチャンスです。
数か月間学ばせていただく研究室なので、興味のある分野を予め下調べしておくと、楽しい研修生活を送れると思います。
こんな楽しみもある、研究室生活
大学院生の方と行っている実験でRNAを抽出して利用した際、期待した成果が得られないことがありました。その時に、たった一つのことがうまくいかないだけでも次の段階に進むことができない研究の難しさを実感しました。また、困難に直面した時に意見を出し合い、様々な工夫をして成功に近づく努力をしていくという研究の奥深さも学ぶことができました。
それに加えて、教員や大学院生の中にはさまざまな職種を経験して今この研究室に所属しているという方が多く、一つの疑問に対してもさまざまな意見が出るので、研究や実習の内容について話すときも学ぶことが多く楽しいです。
撮影の思い出
医学部医学科の研究室配属は3年次の後期。
全員が医学研究科の各講座に配属され、10月から翌年の2月初旬まで、研究を行うことになります。
今回の撮影は、まさにTHE!「研究室」探訪!
感染生体防御学講座では、複数の実験室があり、さまざまなテーマで実験が行われています。
動画では3年生の伊東さん・清野さんがそれぞれの実験室をめぐりながら、実験をしたり、先生にお話を聞いたりしています。
どんな実験が行われているのかは、動画でお確かめください!
感染生体防御学講座は、スタッフが多国籍なのも特徴。
ランチの時間には、日本らしからぬスパイシーな香りが漂ってくることもしばしばだとか。
浅野先生(タイ出身)が激辛料理を平然と食べていることも…!
現役薬剤師の大学院生も在籍していたり、研究をとおして得る経験も然ることながら、雑談をするなかでも刺激を受けられそうな環境ですね。
伊東さん・清野さんは、研究結果をまとめ、レポートを執筆、そして、2月に行われる3年次合同の発表会へ向けて、準備を進めているとのこと。発表は英語での口演。実験室内での英会話も生かされそうですね。
撮影は以上で終了です。お疲れさまでした!
感染生体防御学研究室(浅野クリスナ教授)をもっと詳しく知りたい人へ
■感染生体防御学講座ホームページ
http://www.med.hirosaki-u.ac.jp/~mai/
■弘前大学研究者総覧 浅野クリスナ教授
https://hue2.jm.hirosaki-u.ac.jp/html/100000347_ja.html